暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは 〜優しき仮面をつけし破壊者〜
StrikerS編
94話:Power fight その先にいたのは…
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 上空にて戦闘を行うなのはとフェイト、周囲はガジェットに埋め尽くされ、その真ん中に二人は陣取っていた。
 周囲数メートルのところになのはの防壁が張られ、ガジェットの攻撃を防ぐ。その間にフェイトが用意した魔力弾を放つ、という構図なのだが、敵は実機と幻影の構成編隊。実際に撃ち落としている数よりも、幻影を撃ち抜いている数の方が多いのが現状だ。


「防衛ラインを割られない自信はあるけど…このままじゃちょっと、キリがないね」


 防壁を張りつつ戦況を分析し、そう判断したなのはは、フェイトにそう語りかけた。
 対するフェイトの方も、この戦況にある疑念を持っていた。

「ここまで派手な引きつけをするってことは……」
「地下か、ヘリの方に主力が向かっている…!」
「多分、士の方も囮…」
「あの状況だと、士君が出るしかなかったから、狙ってたのかも…」


 そう判断すると、フェイトはバルディッシュを両手で持ち、真剣な眼差しを外のガジェット達に向けた。


「なのは、私が残ってここを抑えるから、ヴィータと一緒に…」
「フェイトちゃん、それは…!?」
「コンビでも、普通に空戦してたんじゃ、時間がかかりすぎる。―――限定解除すれば、広域殲滅で纏めて落とせる」
「それはそうだけど……」


 確かに、フェイトの言っている事は正しい。
 フェイトの限定解除―――バルディッシュ・ザンバーフォーム。半実体化した魔力刃を振るうそれは、魔力を通わすことで刀身を更に巨大化させ、一振りで広域殲滅の攻撃が可能だ。

 しかしそれは、こちらの手札を一枚、敵側に晒す事となる。今まで頑なにこちら側の戦力を晒さずに戦ってきたからか、なのはには少し抵抗があった。
 だがフェイトは、そんなデメリットがあると知りつつも、そうするのがベストと感じていた。


「―――なんだか、嫌な予感がするんだ。こうでもしないと、もしかしたら取り返しのつかないことに…!」
「でも、フェイトちゃん…!」


 ガジェットを使った大規模な囮に、未だ詳細が判明しない少女≠ニいう要素。ここまでの事は今までにない点が多く、そう感じるのも無理はなかった。
 しかしそう感じているのは、何もフェイトだけではなかった。


『―――割り込み失礼! ロングアーチからライトニング1へ、その案も限定解除申請も、部隊長権限にて却下します!』
「は、はやて…!」
「はやてちゃん、なんで騎士甲冑!?」


 背中合わせだった二人の間に出現したモニターに映ったのは、自らのバリアジャケット―――もとい騎士甲冑を身に纏った六課の部隊長、はやての姿だった。
 彼女はフェイトと同じくこの戦況に嫌な予感を感じ、六課の後見人であるクロノ・ハラオウンに、
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