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IS 〈インフィニット・ストラトス〉 飛び立つ光
紅魔館と真紅の槍
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閃輝は手紙を読んで、直ぐに身支度を整えて、紅魔館へと向かって行った。
魔法の森の中を疾走して、そのままの勢いを維持して空へ飛んで行った
紅魔館は家からかなり近いので、空を飛んで向かう、そして少しすると・・・
まるで血の色のような赤で、配色されたかなり大きな館が見えてきた

「見えてきたな、紅魔館」

閃輝は紅魔館の門の前に降り立つ。すると、誰かの静かな鼾が聞こえる

「・・・また寝てるのかよ・・・美鈴さん・・・」

椅子に座って門の壁に凭れ掛りながら眠っているのは、紅魔館の門番 紅 美鈴である
門番なのだが・・・いつも眠っていて、門番として役立っているのか、疑問に思ってしまう
毎回毎回、侵入者が紅魔館に侵入出来る理由の大半は、美鈴が寝ているせいである。

「美鈴さ〜ん・・・ちょっと〜?」
「ZZZ・・・」

完全に熟睡している美鈴。それを見て完全に呆れてしまう閃輝

「んまあ・・・何時も通りって言えば何時も通りだよな」

閃輝は椅子から落ちそうになっている美鈴を、ちゃんと座らせてそのまま門を通って、紅魔館に入って行った

「・・・やっぱ、紅魔館の廊下って長いよな・・・」

閃輝は紅魔館の廊下を歩きながら思わず呟いた。建物内に入ったは良いものの、長い長い廊下に、阻まれて
紅魔館の主、レミリア・スカーレットの部屋に辿り着けない。

「やっぱ、咲夜さんが能力で空間を操って大きくしてるんだろうな・・・」

閃輝は溜息を吐きながら、能力で自身の移動速度を上昇させて歩いていく
が、それでも5分程要して漸く。目的の部屋の前に到達した

「やっと着いた・・・」

閃輝は軽く疲れているが、そのまま扉を4回ノックした

「入って良いわよ」

と扉越しに返答が帰ってきたので、閃輝は扉を開けた。そしてその部屋の中には、十歳ぐらいの少女が椅子に腰掛けていた
髪の毛は綺麗な水色が、その少女の背中には翼が生えていた彼女こそが紅魔館の主 レミリア・スカーレットである。

「お久しぶり、レミリア」
「そうね、時間としてはそれほど経過してはいないと思うけど、久しぶりね」

そう言葉を交わしながら、閃輝はレミリアの前の席に着いた。
それを見たレミリアは、紅茶の入ったカップを閃輝の前に押し出した

「ありがと」
「別に構わないわ」

そう言ったやり取りをして紅茶を口に運ぶ閃輝。そんな閃輝を見て自分も紅茶を飲むレミリア

「で、なんで手紙なんて送ってきたの?」
「そうそう忘れる所だったわ。あれよ、呼んだ理由は」

レミリアは開いている左手で、壁際を指差した。指差された先には、何かかなり長い物が布に包まれていた
閃輝は席を立って、壁際に近寄って行き、布越しにそれに触れた、感触はとても固く
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