暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアートオンライン 無邪気な暗殺者──Innocent Assassin──
SAO
〜絶望と悲哀の小夜曲〜
兎轉舎
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ラスみたいな女性だった。

腰まである髪と、眼鏡、セーター、ロングスカート、全てが真っ黒。

薄暗い店内と相まって、顔と手足が浮いているように見える。

顔が美人なので、余計に怖い。

「ハロハロ〜、レンくん、ユウキちゃん」

ひらひらと手を振る女性。

「あぁ、イヨおば……ねーちゃん!」

「お久しぶりです。イヨさん」

おぉ、第一印象は良くなかったが、なかなかいい感じだなー、とテオドラが思っていたが、次の女性の言葉でその印象はがらがらと崩れた。

「ねぇーねぇーレンくん早速で悪いんだけどこの間仕入れたこのメイド服着てくんない?これレンくんに超合うとおもうんだよねだからいいよねいいでしょていうか着ろ」

「ストーップ!!」

べらべらと喋りまくる女性に堪らずストップをかけるテオドラ。

今ので完全にキャラクターが崩壊した気がする。

「あら、こちらどちらさん?」

どこからか取り出した、びっくりするほど短いスカートのメイド服を片手に悪役みたいににじりよっていたおねーさんは、テオドラを見ると、ころりと表情を変える。

切り替えの速さに、正直ついていけない。

「あー、イヨさん、こちらは……」

「あー、いい、いい」

説明しようとしたユウキを手で遮り、アゴに手を当てるおねーさん。

そしてなぜかテオドラの、結構豊満とした胸をしげしげと見始めた。

「うーん、私の観察眼によれば F ね」

「みっ、見んな!」

慌てて 胸を隠すが、おねーさんはすでに視線を外して頭を掻きながら宙空を見つめている。

「あー、んー、なんだったっけ、黒肌ポニテで巨乳………あ!あなた《柔拳王(じゅうけんおう)》ね!」

有名人に会えたことよりも、どちらかと言えばようやく解ったことに対しての喜びを顔中に現しながら、テオドラの手を取ってぶんぶん振り回した。

「あたしはイヨってゆーの!はじめまして!!」

「あががが、テオドラ……です」

震動で発声があまりできない。

「ところでイヨおば……ねーちゃん、この前買ったポーションある?あれ回復スピードが高かったから、気に入ったんだよね〜」

レンが会話を変えようと、イヨに話を振った。

「あー、あれね〜。ちょっと待っててね」

すぐさま、ぱっとテオドラの手を離したイヨは、店の奥のほうに引っ込んだ。

「…………何なんだよ。ここは?」

心の底から湧いてきていた疑問をぶつけてみる。

「道具屋って言ってるけど、ほんとはどうなんだろーね?」

レンが傍らのユウキに話を振る。

「えっ、ん〜。だけどさ、いっつも店の中の展示してある商品変わってるしねー。むしろ……雑貨屋?」

「ちょっと待て、店の中の展
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