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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epico19-B子供の自然を得るがごとし
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あまり必要性の無い知識だしな。忘れてしまってもしょうがないよ」

ルシルから教わったっていう星座の話を忘れたって言うシグナム達に対して苦笑い。はやてが「そうや。あの時と同じ教え方してもらってもええか?」ルシルにそうお願いした。すると、「構わないけど・・・。みんなはどうだ? 星座が判り易くなるようにするだけだが」ってルシルが確認してきた。

「私はお願いしたいかも」

「本とか見ないと難しいから、私もお願いしたいかな」

なのはとフェイトが小さく挙手。わたしとしてはなんとなーくででも良いんだけど、さらにアリサとすずかもお願いしたから「じゃ、わたしもぉ〜」それに乗っかる。ルシルは1回だけ頷いて、夜空に左人差し指を向けた。

「えー、まずは星座を見るための目印となる、有名な北斗七星がコレだ」

そう言いながらルシルが指を動かすと、夜空に輝く星を繋げるように蒼い光のラインが入って、北斗七星がハッキリと判るようになった。これにはわたしも「おお!」って思わず拍手して、フェイト達も「すごーい!」って感嘆した。
ルシルは続けて「アレが北極星で、デネブとベガとアルタイルを結んで夏の大三角」って、次々と星を蒼光のラインで繋げて、星座を視覚化してくれた。それだけじゃなくて、「アレとアレとアレを繋げて盾座だ」繋げた星座の絵まで視覚化してくれた。

「これすごいのはすごいんだけどさ、他の人たちには見えないの?」

「見えちゃってたらかなりの騒ぎになっちゃうけど・・・」

アリサにわたしも同意する。でもそこはやっぱりルシルで「魔力持ちにしか見えてないから問題ないさ」とのことだった。でももし、万が一にもなのはやはやてのような特異体が居たらどうするんだろう。

「――で、次で最後だな。アレとコレと・・・あとはアレとアレ・・・。よし、完成だ。何の星座か判るか?」

ルシルが星を繋げて視覚化した星座が何なのかっていう問題に「白鳥座!」わたしたち子ども組だけが答える。ルシルが「正解だ」って言うと、白鳥の姿が浮かび上がった。気が付けば夜空にはたくさんの半透明な動物やら物が浮かび上がっていて、すごいなぁって思っていたら、「リアルプラネタリウムだね」ってすずかがウットリした。

「さてと。そろそろいい時間だし、また風呂に入り直して今日は就寝だ」

パンパンって手を叩くルシル。時間を確認すればもう9時で、「朝も早いから、そうしようか」すずかが明日に備えるためにルシルに同意した。

「まずは女子組から入ってくれ。俺とザフィーラは後でいい」

そう言って天体望遠鏡をしまうルシルに、星座講座や先にお風呂に入らせてもらえることに対して「ありがとう」わたし達お礼を言って、テラスを後にした。部屋に戻ってパジャマと替えの下着を取って来る。ルームメイトのなの
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