友は屍を越えて
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うよ〜!!」
ルーシィさんとハッピーとセシリーがマスターに向かって言う。しかしマスターはそんなことお構いなしに話を続ける。
「妖精の尻尾のマスターとして全員に命ずる。手段は問わない!ドラゴノイドを食い止めろ!!な〜に、あいつなら心配いらない。頑丈な体しとるからのぅ」
マスターは俺たち全員を見ながらそう言う。マスターのことだから何か算段があるのだろう。
俺たちは全員がその言葉に納得する。するとほどなくしてドラゴノイドがマグノリアの上空に降りてくる。
「来たか・・・」
ドラゴノイドはマグノリアに降り立つ。
『ふはははははは!!ペチャンコにしてあげるわ!!エルザ・スカーレット!!』
ドラゴノイドが片足をあげ、何かを踏み潰そうとしている。よく見るとそこにいるのは・・・エルザさん!?
「ブラストショット!!」
「スティンガーシュート!!」
アルザックさんとピスカさんの攻撃が当たりドラゴノイドの動きが遅れる。
「マジックカード“爆炎”!!」
「ウォータースライサー!!」
「サンドスピアー!!」
「水竜の咆哮!!」
俺たちもその隙に魔法をドラゴノイドに打ち込む。
「エルザさん連れてきたよ〜!!」
セシリーがエルザさんを連れてこちらに戻ってくる。エルザさんは俺たちの前に来る。
「これはどういうことだ?」
「マスターの命令でドラゴノイドの止めろって!」
ルーシィさんがエルザさんに言う。エルザさんは驚いた顔をする。
「ドラゴノイドの破壊が最優先・・・それがマスターの決定だと言うのか?ナツのことは?」
「頑丈だから大丈夫だって」
「そうか・・・」
エルザさんはそれを聞くと納得する。ナツさんよっぽど皆さんから多少のことじゃあ死なないと思われてるんだな。まぁ確かに死なないだろうけど・・・
「ナツ!!マスターの命に従い、我々は全力でドラゴノイドを止める!!その前に、お前の意思を確かめたい。声を聞かせろ!」
『へへっ・・・あぁ・・・聞かせてやんよぉ・・・』
ドラゴノイドからナツさんの声が聞こえる。
『いいか、耳の穴かっぽじってよーく聞きやがれ。』
そう言ったナツさんは目一杯の声で叫んだ。
『こいつを・・・俺ごとぶっ壊せ!!』
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