暁 〜小説投稿サイト〜
結局のところ俺の青春ラブコメはまちがっている
こうして鷹巣隆也の間違った青春が幕を開ける
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 青春なんて無かったんや!
 俺は心中で叫んだ。
「青春」その単語は聞く人によって様々な意味合いを持つ不思議な単語だ。例えばうら若き乙女には彼氏とイチャイチャしたり友達とばか騒ぎする様な脳ミソハッピーセットな物をイメージするだろうしスポーツに入れ込んでいる者にとっては仲間と力を合わせて汗水流すスポコン的な何かをイメージすることだろう。では、俺みたいな人間はどうだろう。他の人の事は分からないが少なくとも俺はこう思う。「リア充よ、爆発しろ!」と。
 当たり前だがそれでもそんな事を声に出すわけにもいかない。そんな事を口にしてみたら俺が今まで積み上げた交友関係が断たれてしまうこと請け負いだ。といっても俺が積み上げた交友関係なんて大したものじゃない。ただ、特定のグループに所属し話を聞くだけ、時々相槌を打っては当たり障りの無いことを言うだけの無意味な関係。そんなどうしようもない関係を俺はこの一年の学校生活で築いていた。まったくそんな関係を作る自分が嫌になる。嘔吐感MAXだ。けどまぁそこまでしてそんな関係を作る事には勿論意味はある。これは俺が中学校生活で学んだ事に由来する。
 あれは中学1年の時の事だった、当時バカだった俺は思った事を直ぐ口にしちゃう素直な子だった。「べ、別にあんたの事なんて好きじゃないんだからね!」なんてツンデレ的思想はまったく無かった時代だ。自分で言うのもアレだが俺は思想が人とはちょっとどころか結構違う。しかも、子供なんて物は残酷な奴等でちょこっと悪目立ちすれば直ぐに罵倒雑言の的になってしまう。そう、あの夏頃の事、佳奈ちゃんに告白した翌日から俺は叩かれまくって一週間不登校になった。そして帰ってきたらぼっちなっていた、不思議!
 中学では思い出したく無いような事が沢山あるがそれはまた別の話だ。とにかく俺はそれ以来高校に入ったら目立たないようにしようと思っていた。それこそ好きな食べ物は何ですか?と聞かれて「カレー」と答えたりするくらいには目立たない人間になることを目指した。
 事実それは上手く行っていた。先程も述べたように上部だけの付き合いだが一応ぼっちでは無くなった。流石に女子と会話するほどの事は無いが特に不満は無い。誰かと付き合うとか面倒だから嫌だし特に好きな人とか居ないからね。
 学校での成績も上のの中くらいをキープしている。そこそこ頑張ってこれなんだから大したことはないのかもしれない。一年の時に本気で勉学に励む人間はほんの一握りだろうから今はまだこの順位に居られるがこの先は受験もある。本格的に勉強する奴も現れてくるだろう。俺の順位も下がってくるかもしれないから注意しなくてはならないな。
 話が少し逸れたが俺は今の学校生活に十分満足していた。この何も変化のない毎日、別に学校内では少し不満はあるがそれは些細な事だ。家では素の自分をさらけ
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