暁 〜小説投稿サイト〜
秋葉原総合警備
都外のアニメフェス No.8
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てきて、最後にこの発言。もしかしたら自由奔放なのか、この人は。なんて考えながらも、断りづらい。
「まぁまぁ、後で相談するよ。」
 苦笑いで何とか受け入れる美咲。話が終わると、突然ドアのノックが数回。少し目つきが鋭くなり、慎重にドアを開ける。
「どなた?」
「近藤千夏さんに用がありまして。」
 用件を簡単に言えば、容赦なく一発の発砲音が響いた。

 銃弾は天井に。警戒をしていた美咲。見知らぬ顔が近藤の苗字を口にした途端に、銃を隠し持っていた腕を蹴り上げた。さらに、体を無理にでもひねり、顔を目掛けて拳を飛ばす。
「許可は降りたし、報酬も出る。悪く思うなよ。」
「っ…!…あぁ!!」
 速い拳を止めた男。美咲の体勢を崩すと、そのまま顔を壁に叩きつける。
「美咲さん!!…やめて…!」
「大人しくしろ。撃っても殺しはしない。…まぁ、許可は降りたけどね。」
 低く迷いがない声は、千夏を震え上がらせる。ソファから立つも、足が動かない。すぐに反撃する美咲。足を思い切り払い、尻もちをつかせた。一気に乗っかり、一方的に殴る。
「おらぁ!!」
 しかし、予想以上に頑丈で、体格が大きい。あまり効いていない。再び容赦なく抵抗に美咲の腹に蹴りを入れた。引き離されると同時に、うずくまってしまった。さらに非道に虐待のように、美咲に腹蹴りを数回与える。
「やめろぉ!!」
 千夏の勇敢だが、あまりに危険な攻撃。事務机にあったパイプ椅子をぶつけた。
「…!…いったぁ!!…どうなっても知らないぞ…?」
 男は千夏を睨みつけた。完全に怒り狂った目になった。千夏までパニックになり始める。じりじりと千夏に近づく。
「ほら、危ないことはやめよう。」
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