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詩集「棘」
fragmentary rainbow

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君が傍にいることが
当たり前だと思ってた
無常にもそれは幻で
僕は傍になんていられない

降り注ぐ 太陽
凍りつく 魂(ココロ)
虚しくて 声も 出せない…

fragmentary rainbow 誘う
雨の匂い残るアスファルト
初夏の空に揺らいでる
淡い七色をした想いの欠片


鳴り響く 雨音
びしょ濡れの想い
切なくて 息が 止まる…

fragmentary rainbow 途惑う
君のいない この先の未来
何も見えず 苦しくて
ねぇ…君の笑顔がすごく見たいよ…

僕が傍にいたいと思う
ことは君には迷惑で
誰かを代わりには出来ない
僕は君だけが好きなんだ…

fragmentary rainbow 愛しさ
つのるこの世界の果てで
僕は一人 流離って…
日々の君への想い 綴るだけ…?
fragmentary rainbow 誘う
雲間から射す光へと
君と二人 行きたいよ…
この雨が止んだらきっと…

虹が架かるよ…




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