暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン 〜黒の剣士と神速の剣士〜
SAO:アインクラッド
第2話 遊びが終わを告げ、デスゲームが始まる
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ームではない。
もう一つの現実と言うべき存在だ。
今後、ゲームにおいて、あらゆる蘇生手段は機能しない。
ヒットポイントがゼロになった瞬間、諸君のアバターは永久に消滅し、同時に諸君らの脳はナーヴギアによって破壊される。
諸君らがこのゲームから解放される条件はだった1つ。
先に述べたとおり、アインクラッド最上部、第百層まで辿り着きそこに待つ最終ボスを倒してゲームをクリアすればよい。
その瞬間、生き残ったプレイヤー全員が安全にログアウトされることを保証しよう。
それでは、最後に、諸君にとってこの世界が唯一の現実であるという証拠を見せよう。
諸君のアイテムストレージに私からのプレゼントが用意してある。
確認してくれ給え」

……ん?ちょっと待って。プレゼントなんて聞いてないよ。

そう思いながらウインドウを出してアイテムストレージを見る。
すると1番上に《手鏡》というアイテムが表示されていた。
俺はそれをタップして取り出した。
《手鏡》を見ると、自分(といってもSAOキャラのだが)が映っていた。
それを見ていると周りのプレイヤー達が次々と青白い光に包まれていた。
そして俺たちも青白い光につつまれ、プレイヤー全員が青白い光に包まれた。
青白い光が収まり周りを見ると顔が変わっていた。
俺はまさかと思い《手鏡》を見た。
残念ながら俺の予想ははずれなかった。
《手鏡》にはSAOキャラの自分ではなく、現実世界の自分が映っていた。
横を見るとクラインとキリトも顔が変わっていた。
クラインの顔は、まぁこんな状況でも見ると本当に面白かった。
キリトは中性的な整った綺麗な顔だった。

現実世界ではモテるんだろうなぁ〜

俺の顔は、良く家族などに中性的でほんの少し格好いい顔と言われているが自分では何処にでもいる平凡な顔だと思っている。
体型まで現実と同じなのはキャリブレーションをやったからだろう。
そう思っていると茅場先生は話し始めた。

『諸君は今、なぜ、と思っているだろう。
なぜSAOおよびなーヴギア開発者の茅場晶彦はこんなことをしたのか?これは大規模なテロなのか?あるいは身代金目的の誘拐事件なのか?と。
私の目的はそのどちらでもない。
それどころか今の私にはすでに一切の目的も、理由も、持たない。
なぜなら、この状況こそ私にとっての最終的な目的だからだ。
この世界を創りだし、鑑賞するためにのみ私はナーヴギアを、SAOを造った。
そして今、全ては達成せしめられた。

以上で《ソードアート・オンライン》正式サービスのチュートリアルを終了する。プレイヤー諸君の健闘を祈る』

茅場先生が説明し終わると、一時の静寂が訪れ、そして……


「嘘だろ……なんだよこれ!嘘だろ!」
「ふざけるなよ!出せ!こ
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