暁 〜小説投稿サイト〜
歌集「春雪花」
26

[8]前話 [2]次話



 春風の

  吹きし日和も

   虚しける

 日の差しにしも

     君の影なく



 春の爽やかな風が吹き抜ける良い日和なのに、どうしようもなく虚しく感じる。
 太陽は燦々と大地を照らしているというのに…そこへ彼の影は映らない…。



 散りゆきて

  桜 はかなく

    春の日の

 君待つわれの

      心痛みし



 あっという間に桜は散り始めた。良い春の日和が続く中、君はどこにもいない…。
 待っていても仕方無い…そう知りつつも、会いたくてどうしようもない…。

 待つ我が儘は…許されるのか…?それとも…それさえ許されないのか…?






[8]前話 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ