暁 〜小説投稿サイト〜
フェアリーテイル 〜光&影使いの少年〜
No.2 猫と少年
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  ・☆・☆・

俺は魔法屋で出会ったルーシィという人と話しながら街道を歩いていた。

「さっきはありがとね。おかげでタダで手に入っちゃった。」
「別に大した金額じゃないし。……そういえばお前値引きしようとしてただろ。」
「えっ、見てたんだー。そういえばジンっていつから魔法屋にいたの?」
  グサッ

「―――― っ、えーと、ルーシィが『ここって魔法屋1軒しかないの』って言ったとき。」
「それほとんど全部じゃん。って、ジン大丈夫?」

会話の途中でルーシィが放った[無自覚な言葉の矢]に俺は綺麗に射抜かれてしまった。
ルーシィの攻撃!ジンは大幅にダメージを受けた。
ジンの体力、残り4割。
体力を数で表せるんだろうか、と疑問に思うがとりあえずRPG風に表してみた。
本当にそんな感じだったからだ。
残り4割と考えていると本当に4割しかないと思えてきた。
俺、もう死ぬのかな ……

キャーキャー
サラマンダー様よ〜〜

近くで女子の黄色い悲鳴が聞こえた。
思考という名の自分の世界に入り込んでいたジンは、何事かと顔を上げた。
キョロキョロと見回してみると女子だけで形成された人垣ができていた。
ルーシィもそっちの方に吸い込まれるように歩いて行って、やがてみえなくなった。
ジンを置き去りにしたことを全く気にしてないようだ。

(「しゃーない、戻ってくるまで待っていよう。」)

女子の中に入るのは抵抗があったのでさっきから座っているベンチで待つことにした。

キャーー、サラマンダー様ー!
女子の黄色い悲鳴は続く。

「ホラ!!噂をすればなんたらって!!」
「あい!!!」

(「誰だ?、あいつら。」)
あの2人(正確には1人と1匹だが)は駅で駅員を困らせていた2人組だ。
そのことを現時点でジンが知っている訳もないが。
無論、ルーシィもだ。
この2人がなぜこんなところにいるかというと ………















さかのぼる事10分前―――――――


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