暁 〜小説投稿サイト〜
歌集「春雪花」
24

[8]前話 [2]次話


 想いしも

  届かぬ心

   朝焼けに

 焼けて尽きれば

     軽くなりしか



 どれだけ想っても届く筈もないこの心…燃えるような朝焼けに触れ、全て燃え尽きれば軽くなるのだろうか?
 所詮、私など愛される訳はないのだから…。



 暮れゆきし

  想い沈みし

   夕月の

 愛し君へと

    洩らす溜め息



 春の夕暮れに彼を想い、なぜ自分は無駄に生きているのかと淡い月を眺める…。
 誰が答えてくれるわけもない問いを抱え、それでも彼を想わずにはいられずに溜め息を洩らした。

 私は…なぜいるのか?




[8]前話 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ