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小学時代を思い出そう!
「縦笛変奏曲!?」

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 小学3年生から始まったリコーダーの授業。初めのうちは物珍しさも手伝って、良く吹いていた。でも、そのうち楽譜とにらめっこになってくると、見るのも嫌な楽器になって来た。
 そんな中、僕がリコーダーに再び興味を持つようになる出来事があった!

「ちゃらら〜らら、ちゃららららら〜」

 友達のコウが、夜泣きラーメン、チャルメラのメロディをリコーダーで吹いていたのだった。

「えっ!そんなの吹けるの!?」

 考えてみれば当たり前だが、楽譜にそって吹くのが当たり前になっていた僕には画期的だった。僕もマネして、チャルメラを吹いた。

「ちゃらら〜らら、ちゃららららら〜」

 聞いた者の心を捉える響きが教室に広がった。ああ、ラーメン食べたい!チャルメラの次は、葬送行進曲をした。ヤッターマンとかで流れたのかな?いかに暗くもの悲しく吹けるかがポイントだった。
髭ダンスの曲もやったなあ!これは4年生の時に大流行りした。始めの出だしの……

「ドドッド」

 を、付けるか付けないかでコウとケンカしたなあ。

「てぃろりーん、鼻から牛乳」

 の曲!も良く吹いた。ちなみに原曲はトッカータとフーガニ単調だ。これを吹くと隣りでウッチーが変なジェスチャー!?をやってくれた。(鼻から牛乳が飛び出す様を、両手の人差し指で表現していた)
 色んな曲を譜面なしに、勝手気ままに吹くのは楽しかった。そうそう、イントロクイズを一つ思いだした!ジングルベルの出だし……

「ちゃんちゃんちゃん」

 を、吹いて……

「さて何?」

 と、聞くと大抵はジングルベルと言うので、続けて僕は違う曲を吹いた。

「はい、ブッブー。正解は、青い山脈でした!」

(青い山脈を知らない人、ゴメンなさい)あっ、あとやったのは……幽霊の音!いかに音を震えさせるかがポイントだった。思い出せば、もっといっぱいありそうなのだがこの辺で。
 余談。大人になった今、ウクレレを中心に、いい加減な曲ばかりを作って歌や演奏を仲間達と楽しんでいる。きっと原点はリコーダーだと思う、絶対!!

おしまい

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