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インフィニット・ストラトス 乱れ撃つ者
臨海学校
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「いや〜、こうやってくつろぐのも、なかなか乙なものですな〜」


臨海学校
海へとやって来た俺達IS学園一年生は現在自由時間。
一夏やオルコット、凰達もいろいろと楽しくやっているようだった。


俺? 日陰でサングラスして寝そべってますが何か?


自前で持ってきたシートを広げて遊んでいないのは俺一人だけ。
他の生徒は皆元気に遊び回っていた。



「あ、こんなところにいたんだ」

「ん? シャルロットか。 どうし……」


横からシャルロットに声をかけられたため、そちらの方に振り向くと、シャルロットのほかに何かいた。
詳しくいえばタオルでぐるぐる巻きになった誰か。
隙間から銀髪の髪が二本、頭の位置から出ている。


あ、ラウラだこれ


「それ、ラウラだよな?」


「そうだよ! ほら、折角だから見せないと」


「し、しかしまだ心の準備というものがだな……」


「気にしな〜いの! それ!」


シャルロットがラウラに巻かれていたタオルの端を引っ張ると、それだけでラウラの水着姿が露になった。
黒のビキニ……だと……!?


「……なかなかいいんじゃないか、うん。 可愛いと思うぞ」

「か、かわっ!?!?」

顔を真っ赤にさせ、俯くラウラ。
今にも湯気が出そうなほどだ。
やめてくれ。そんなことされると、いった俺も恥ずかしくなってくるから


「それじゃ、僕は一夏の方に行くから、あとはごゆっくり〜」


またねー、と手を振って一夏の方に駆けていくシャルロットに置いていかれるラウラ。
シャルロット的には二人の時間とやらを作ってくれたつもりなのだろうな、今この雰囲気で残していくのは非常に困る。


「……と、とりあえず、ここ、座るか?」

「うっ……そ、そうしよう」


ぎこちない動きで俺のとなりに腰を下ろすラウラ。
そして静寂。
いや、辺りにははしゃぐクラスメイト達の声が聞こえているのだが、そんなことは関係がないというように俺の耳には入ってこない。


「……その、中は海では遊ばないのか?」

先に切り出したのはラウラだった。
こちらに来てから一度も海に入らずにこうして寝そべっている俺に疑問でも湧いたのだろう。


「ああ……そうだな、水は好きなんだが、海水はなぁ……。 海はどっちかといえば見てる方が好きなんだよ」


「そ、そうなのか?」

「おう。 それに、あんな風にゴーグルなしで海に潜れる一夏達が不思議でならん」


視線の先には海に潜る一夏と凰の姿。
あれ、目に染みないのかね


「わ、私は中と、その、一緒に遊びたかったりするのだが……」


浜辺でビーチ
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