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詩集「棘」
自分の在る未来が見えなくて

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青空へ浮かぶ 白い雲 風に流され
陽射しを受けた 白い花 ユラユラと揺れてる

たとえこの瞬間(トキ) 見失ってしまっても
君との思い出 ずっと 手放せない

何も気付かずにいれたのなら
僕は君を愛さずにいられたのかな?

自分の在る未来が見えなくて
深い闇へと 手をかける
突き刺さる様な 夕月夜
君を想う 朧気な僕を連れ去って…

朝焼けに滲んだ 淡い月 光に掠れ
朝霧に透る 君の影 儚げな幻

たとえこの哀しみ 尽きることなくても
君への想い きっと 捨て去れない

何も変わらずいれたのなら
君は僕を愛してくれていたのかな?

自分の在る未来が見えなくて
夕の紅へと歩みゆく
忘れられた様な 十六夜
君を愛する 朧気な僕を消し去って…

ねぇ…僕のこと、赦してくれる…?


自分の在る未来が見えなくて
深い闇へと 身を堕とす
憐れむような 夕月夜
君を想う 朧気な僕を…

連れ去って…




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