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不可能男との約束
会議は始まる されど踊りまくり
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「うぉーーい? トーリ。俺の衣装ってどこよ?」

ウルキアガは熱田の声を拾いながら男子更衣室で己の衣装を着込んでいる最中であった。
半竜故に基本、人類が多い梅組の他の男子衆とは毛色が違う服を着込みながらオックスフォード教導院で行われる宴の準備を各自している。
ここにいるのはやはり、基本、役職者のメンバーである。
今夜は宴とは言われているが、本質は教導院会議である。
国としての対話レベルになるので役職者は基本、総長連合、生徒会問わずにフルメンバーである。

まぁ、例外はおるがな……

点蔵とナルゼは昼の相対ロワイアルでの傷の治癒の為の今回の話し合いには参加できなかった。
負傷という意味ならばミトツダイラも結構、負傷していたようだが持ち前の回復力で無理矢理、というか意地で出席しているが。
自動回復キャラのタンクは手強いなと勝手に頷いておく。
他にもマクベスの呪いによってトーリの近くにいるとトーリを殺しかねないネシンバラも出席出来ていない。
余程の事があった場合も考えておくとうちは万全とはちょいと言えない。

まぁ悲観だけで語るのも現実逃避している事になるな。

周りを見ても緊張という言葉からはかけ離れたメンバーである。
シロジロは何やら表示枠を見てよし、とかうむ、とか頷いているのを見ると金の事を考えているのが丸分かりだし、トーリは全裸でふんふん尻と股間を振り回しているし、シュウは無意味にあの大剣をぶんぶん振り回してる。
何という馬鹿共だ。
拙僧を見習え。
これからの会議の為に姉系同人誌を見てエネルギーを溜めている拙僧を見て改心をせんのか? ううん? せんのか? ほぅ?

「うん? あ、そっか。オメェも姉ちゃんに衣装を頼んでたんだっけ?」

「おうよ。うちで用意して貰おうかと思ってたんだけど留美は完璧過ぎて違う意味でパーフェクトチョイスをしちまいそうで怖かったからな……そう思ってたら喜美が「何!? 服が無いの? 服無き子愚剣!? そんな涙を誘うあんたにこの賢姉がナイスチョイスの衣装を贈呈してあげるわ贈呈! 所で贈呈と童貞って似てるわね!? 童貞を贈呈!? 残念! 賢姉は馬鹿はお断りよ!」などと叫んで来たから頼んどいた」

全員が首を回す。
ここらで普通なら点蔵辺りがその流れで頼んだので御座るか……などとツッコむのだがいないので我らの調子を狂わせた。
慎みのない忍者である。
後で奴が現在やっているエロゲをサーチしてネタバレしてやろう。

「ああ。そこで姉ちゃんに一緒に渡されたぜ? そこの箱に入ってんの」

「おう、サンキュっておい。これ二つあるけどとっちが俺のよ?」

左左! 左だよ! と叫ぶトーリをシュウは左か! と意味の無いハイテンションで付き合い、箱を手に取り早速中身を開け確認した後に頷
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