暁 〜小説投稿サイト〜
仮面ライダー鎧武 信じた道
第二十五章
[1/2]

[8]前話 [1] 最後 [2]次話
「今の僕は」
「オーバーロードである私と互角とは」
「そうだね、しかし」
「しかし?」
「それは今だけだよ」
「それはどういう意味だ?」
「僕が勝つからだよ」
 接近戦を繰り広げつつの言葉だった。
「これからね」
「よく言えたな」
「君の攻撃はわかったよ」
 これまでの闘いの中でというのだ。
「だからね」
「言うものだな」
「僕はもう嘘は言わない」
 龍玄の言葉が強くなった。
「だから君はもう」
「倒せるのか」
「そう、ここでね」
「ではそれを見せてもらおうか」
 こう行ってだ、そして。
 龍玄とレディエは闘いを続けた、その中で。
 龍玄は次第にだった、オーバーロードを押していき。
 まずは激しい格闘を浴びせた、それでレディエをガードさせ。
 そこからだ、彼の身体を掴んでだった。
 空中に放り投げてからだ、宙のオーバーロードに。
 銃撃を浴びせた、その銃撃が決め手となった。
 そしてだ、レディエは落ちていき。
 何とか着地はした、しかしふらつく身体を龍玄に向けて言った。
「荒々しい攻撃だったな」
「こうしたやり方もわかったんだ」
「必要ということがか」
「自分で戦うのなら」 
「今の様な戦い方もか」
「しないといけないってことがね」
 それがわかったというのだ。
「僕も」
「そうか、以前の貴様とは違うな」
 レディエもこのことを今わかった。
「戦う者になった」
「そう言ってくれるのかな」
「仮面だがわかる」
 その奥にあるものがだ。
「いい目をしている」
「以前よりも」
「そうだ、その目なら大丈夫だ」
 こうも言ったレディエだった。
「案ずることなく行くのだな、仲間達と共に」
「紘汰さん、そして皆と」
「スサノオとも戦うのだな」
 こう言い残してだった、レディエもだった。
 爆発し炎の中に消えた、龍玄も勝った。
 斬月・真はロシュオと闘っていたが完全に彼が押していた、防戦一方のロシュオに対して斬月・真は言った。
「その程度か」
「馬鹿な、この私が」
「貴様は奢り他の者を踏み躙るだけだ」
 それがロシュオだというのだ。
「何も背負わない、その様な奴に私が負けるか」
「くっ・・・・・・」
「消えろ」
 こう言ってだ、斬月・真は。
 ロシュオに矢を放ちそれで止めを刺した、そして立ったままもがき苦しむロシュオに対して最後に告げた。
「何度蘇ろうとも同じだ」
「こうして倒すというのか、私を」
「そうだ、何ともなくな」
「私をここまで楽に倒すとか」
「私のこれまでの戦いで最も楽な相手だった」
 ロシュオはというのだ。
「背負っているものがないのだからな」
「そう言うのか」
「何度でもな」
 爆発を間近にしているロシュオへの言葉だっ
[8]前話 [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ