暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン handle a system
57双子座流星群

[8]前話 [2]次話
「僕は露」
「僕は苦」
「「二人合わせて六」」
ニを倒したキリトたちの前に現れた双子、二人合わせて六。
「双子座………二人の連携が戦闘スタイルってことか」
十二星のメンバーはそれぞれ十二星座に沿った戦い方をする。水瓶座なら水の攻撃、天秤座なら天秤に関する攻撃。目の前の子供は双子、だから双子座だと検討がつく。ならしてくる攻撃は二人の連携が主なものだろう。
「キリト、二人でやるぞ合わせられるか?」
「ああ大丈夫だ」
そういってキリトとリュウヤは相手に向かって突っ込んでいく。
「バカだねコイツら」
「だね露双子座流星群いくよ!!」
露が苦を足場にして飛ぶ。そしてその勢いのままリュウヤに突っ込む。崩御には成功したが簡単に吹き飛ばされるリュウヤ。一方のキリトは突然目の前に現れた苦に蹴り飛ばされる。
「僕たち双子の連携攻撃」
「名付けて」
「「双子座流星群」」
吹き飛ばされたがすぐにリュウヤたちは体勢を立て直す。
「………なるほどなキリト合わせられるか?」
「ああ、大丈夫だ」
「お前たちに本物を見せてやるよ!!」
そういって互いに突っ込むリュウヤとキリト。二人が同時に飛びそれぞれの足を合わせ互いに蹴り合う。二人はその勢いで飛び壁に着地そのまま壁を走る。しばらく走るとリュウヤが壁から露に向かって飛ぶ。斬るのではなく突きだ。露はその攻撃をしゃがんでかわす。リュウヤのがら空きの腹に向けて剣を放とうとした瞬間何かが剣の軌道を遮りそのまま押し負ける。キリトだ。キリトはリュウヤが飛んだ後タイミングを合わせ露に向かって滑り込んでいた。あくまでも苦の死角を通って露に接近したキリトは露の剣を遮り全体重をかけ露の剣を押し込んだ。さっきの連携攻撃のなか二人の弱点に気づいていたからだ。二人の弱点は力がないこと。リュウヤとキリトは最初のジャンプの際にそれに気づいていた。だからこそ突きを放ちあえてかわさせた。そしてそこに出来た隙をキリトが攻撃した。力がない露はそのまま押し込まれ斬られる。苦はつばぜり合いを避けようとするが簡単につばぜり合いに持ち込まれあえなく斬られる。
(…………なんなんだコイツら…………こんな化け物に勝てるわけない……)
二人の顔が恐怖で歪む。今まで戦ったことがない圧倒的な強さを持つ相手、二人の心を折るのは簡単だった。
「六……あっさり負けたな」
振り返るとフードを被った男がいた。
「一………ごめん」
「いいよどうせコイツらの始末はあの方がつけるだろうし………ねぇよかったら俺と遊ばねぇか?勝ったらラグナロクについて教えてやるよ」
そういって一がフードをのけ素顔が見える。しかしその素顔を見て二人は絶句した。
「リュウヤが………二人……?」
「どういう………ことだ?」
[8]前話 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ