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インフィニット・ストラトス 乱れ撃つ者
興味本意
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「……全然大したことあるんじゃないのか?」


「……おっしゃるとおりで」



項垂れる一夏。 そして、睨み合う一夏のファースト幼馴染みとセカンド幼馴染み



ヒロインであるはずなのに、この場にオルコットだけいないという状況に、オルコットが可哀想だなぁと思う俺は間違っているのだろうか?


チラリと部屋を見てみれば、床に折れた竹刀が落ちていた。 てことは、もうあのシーンが終わってしまったということ。 非常に残念だ



「とにかく、あんまり騒ぐなよ? じゃなきゃ、他の女子が集まってくんぞ?」


「中、残念だが、もうなってる」


マジかと思い後ろを見れば、ドアの隙間から中を伺っている女子たち


俺、この中帰んのかよ…


「まぁ、いい。 それじゃ、お休みな〜」


「ま、待ってくれ! こんな状況で俺をおいていかないでくれ!」


ドアの外からキャーという女子の声が聞こえた。 一夏と俺の薄い本が出てくるのも時間の問題かもしれない。



部屋を出た俺はどうにか女子達をアサシンの力で振りきった。 部屋の場所をばらすわけにはいかないのだ






「お? メール?」



部屋に戻ると、充電していたスマートフォンにメールがきていた。 差出人は加賀さん。


どうやら、俺の心配をしてくれているようで、こっちの様子がどうとか、元気にしているかとかだった。

ハハッ、いい人だなあの人



「ん? 続きがある……?」



『現在、開発中のISです。 一応、中君の前世の知識が私たちにインプットされてましたので、試作機ですが作ってみました。 写真も貼っておきますね』



「……おいおい、これって……」


そこに貼られていた画像を見て、俺は少し驚いた。 そこに写っていたのは青。


俺も知っているその機体は、確かに開発途中なようで、武装らしきものはまだなかった


「これ、もしかしてクアンタか……?」


ガンダムOOの劇場版で登場した、主人公刹那・F・セイエイの機体。 それがISバージョンで写真に写っていた




「……これ、俺が乗ることになるのか……?」





そんな呟きは一人部屋のここでは誰の耳にも届かない

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