番外 Vivid編 その2
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なんかは授業中にやっている。
あたしはと言えば、DSAAに参加するつもりはないから、ヴィヴィオ達の練習にたまに混ぜてもらいながら日々を過ごしている。
今日はヴィヴィオの斬撃対策の練習のお手伝い中だ。
魔力による防御でダメージはさほど通らないからと、刃を潰した模造刀をノーヴェ師匠の付き添いのもとヴィヴィオ目掛けて振り下ろしているあたし。
「やっ!」
「ふっ!」
あたしが振り下ろした模造刀を魔力で覆った腕でガードするヴィヴィオ。
段々速度を上げていくあたしに、クリスの援護もありなんとか食らい付く。
しかし…
【ヴィヴィオっ!眼っ!】
あたしはノーヴェ師匠に気付かれないように注意すべく念話を飛ばす。
【え?】
ヴィヴィオの左目に三つ巴の勾玉模様が浮かび上がっている。
集中し、あたしの攻撃を見切ろうと集中したヴィヴィオは無意識に写輪眼を使ってしまったようだ。
【写輪眼、使っちゃってるっ!】
【ああ、どうりでよく見えると思ったよ】
【よく見えるじゃなーーーいっ!直ぐに使うのやめてっ!】
【う、うん…】
あたしの注意でどうにかヴィヴィオは写輪眼の使用を解除した。
「なんだ、お前ら、突然やめちまって。調子悪いのか?」
ノーヴェ師匠が心配そうに問いかけた。
「ううん…なんでも、ないよ、ノーヴェ」
そう言ってヴィヴィオははぐらかし、練習を再開。
しかし、その後も何度も写輪眼を発動し、念話で注意する事が続く。
ボロが出る前にと今日の練習は終わりにしてもらった。
まったく、ヴィヴィオ自身が制御が出来てないんじゃどうしようも無いよ。
自分で写輪眼のオン・オフの切りかえれるように特訓しなきゃかな?
こ、これは緊急事態で仕方ないし…アオお兄ちゃんに怒られないよね?
さて、数日ヴィヴィオの写輪眼制御に付き合ってたんだけど。
「だめじゃん」
「うー」
もはや無意識に予想以上の速度で迫る攻撃に反射するように開眼してしまっている状態だ。
今までは精孔が開いてなかったから体内のオーラがうまく回らずに使えなかったようだが、念を覚えた今、どうやら写輪眼へのパスが簡単に繋がってしまうようだ。
予想内の攻撃には何とか使わずに居られるようだけれど、DSAAの舞台でどうなるか、激しく不安です。
「これはもう、方向性を変えるしかないんじゃないかな」
「方向性?」
「要はバレなきゃいいんだから、クリスに手伝ってもらって眼を覆うような何かを着けるとか?」
「アオお兄ちゃんみたいに?」
「そう。アオお兄ちゃんみたいに」
アオお兄ちゃんのバリアジャケットには目元を覆うバイザーが着いて
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