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普通だった少年の憑依&転移転生物語
【東方Project】編
069 君臨している神
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に続く看板娘2号として──その、文字通りの[女神]の如し美貌で客を虜にしながら店の売上に貢献している。

閑話休題。

……なんとなくだが、輝夜のこのアンニュイな雰囲気を──こう、考え事に没頭している様な空気を醸し出している予想もついている。

「……行かせないからな」

「……無理よ」

輝夜は俺の主語を抜いた言葉の真意を汲み取ったのか、一拍置いて否定する。……【竹取物語】でも輝夜姫は泣く泣く(?)月に帰っている。恐らくこの世界でもそうなる可能性は高い。……輝夜がこんな風──アンニュイムード製造器≠ニなっているのは残されている℃條ヤについて思い詰めているからだろう。

「俺はどうしようも無い程の女たらし≠轤オいんだが、それに比例するかの様に独占欲も強いんだよ、これがまた、な。……それだけは覚えておいてくれ」

「……わかった、わ」

俺の言葉に輝夜は言葉に頷いたのを見ながら、ミナからの酌を口へ運ぶ。……何やら、輝夜の声が涙ぐんでいたのは──気丈に振る舞っている様に思えたのは…。……酔いが回ってきたのだろう、きっと一時の気の所為とした。

……出会いが突然な様に、別れ≠燗ヒ然だと知るのそう遠くはない…。……そんな当たり前の事を学ぶ事になるとは──酔いが回ってしまっている頭ではついぞ気付けなかった。

SIDE END
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