暁 〜小説投稿サイト〜
普通だった少年の憑依&転移転生物語
【東方Project】編
063 宇宙からの物体X
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倒置法で現在地を強調した様に、あの光の粒≠追い掛けたらなんの変哲も無かった£|林に着いた。……しかし、あの光の粒を見失ってしまった。理由は主に2つある。1つは空気の明度の違いで、最初に発見したのが成層圏だったので少なくともこの地表──陽光降り注ぐ日中の地表よりは目視で追跡し易かったのが1つ。2つ目はロケーションの関係──現在地が竹林≠セからである。これはただ単に葉が邪魔で見つけ難い。

「……“ラナルータ”」

“ラナルータ”。【ドラゴンクエスト】シリーズのナンバリング3、4、5に登場した呪文で、あえて名付けるなら昼夜逆転呪文。日中──日光で見つけ難いのなら、夜にしてしまえば良い≠ニ云う単純な策を採った。

「……よし、ドライグ」

<応っ!>

『Divine Shift!』

夜になったのを確認し、顕現させていた双籠手≠光翼>氛汞翼≠ノシフトチェンジする。

……自分のコントロールでも飛べない事も無いが、飛行制御に並行思考(マルチタスク)が割かれるので、これまで通りドライグに翼≠フコントロールを任せる。

閑話休題。

「さて、どこだ?」

竹林の上空でキョロキョロと目を動かしある物≠探す。もしこの世界があの物語≠ネ世界なら、あの少女≠ェ居るはずである。

SIDE END
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