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101番目の舶ィ語
第十四話。再会と神隠しの噂
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度と戻って来ないー、みたいな」

「………」

詩穂先輩の声を聞きながら、俺は夢の中の記憶を断片的に思い出していた。
とても安らいだ気持ちになって。
このままそこにいたい気分になって。
そして……。

「連れ去られちゃうと、どうなるんですか?」

記憶を頼りに思い出していると……。
音央が恐る恐る、と言った声で詩穂先輩に尋ねていた。
詩穂先輩は眉を寄せて、ちょっと不安そうに呟いた。

「みんなの記憶から消えて、綺麗サッパリいなくなるみたいなの」
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