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ガンダムビルドファイターズ 〜閃光を纏う傭兵〜
第6話 蟷螂のなんたら
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リサは他の女子の注目の的になってしまい囲まれているので少し時間が掛かりそうだ。それを側から眺めているアズサに目配せを送り、先に教室を出た。



「えーと、ガンプラ(バトル)部はこっちか」

パンフレットの地図を覗き込みながら体育館の側にある第1選択校舎に辿り着いた。

選択校舎は移動授業で使う以外は利用しないため、有効活用する為に部室として利用している………らしい。

「へー、ここでガンプラ作ってるんだな。普通もっと明るめの教室で鑑賞するもんだろうにさ」

頭の後ろで手を組んだダイスケがのんびりとした声で言うが、やはりモデル部と勘違いしているようだ。

「まあ、戦うなら風通しの良い日陰の方が良いんじゃないか?」

「戦う? ………え?」

ヒサメの言葉に暫く固まっていたダイスケだったが、段々と理解し始めたのか指が震え始める。

「なあ、この学園てプラモ部とバトル部が、分かれて、るのか?」

「ああ。因みにこっちはバトル部だ」

驚きを隠せずに呆然としていたダイスケだったが、なんとか動こうと体を震わせた。

「な………、ぶっ??」

「きゃああぁぁああ?? 新入部員? ねえ新入部員なの??」

校舎から突然飛び出してきた女子生徒がタックル紛いのハグをダイスケにぶちかます。恐ろしいことにダイスケはその衝撃で3mほど吹き飛ばされている。まるでアレックス。

ダイスケを吹き飛ばした女子生徒は、その攻撃力とは裏腹にスラリとした体型をしていた。ポニーテールで纏めた艶やかな茶髪、それに出るところは出て引っ込むところは引っ込んでいる。

一言で言えば美女。アリサやアズサとは違うタイプの女性か。

「ひ、ヒサメ………、たすてて………」

そんな分析をしていると、高校生とは思えない大きさの胸に顔を埋めさせて窒息しかけているダイスケが手を伸ばしてきた。別に助けなくても良い気もしたが、取り敢えずダイスケを殺しかけている女子生徒に声を掛けた。

「すいません。ガンプラバトル部の部長さんですか?」

「あ、あなたもバトル部に入部希望なの?? やったわ! これで部が存続する??」

全く話を聞かず、勝手に納得している。別に間違いではないので訂正はしないが。

「それで………

「ああ、ごめんなさいねすぐにお茶を用意するわだから部室に入って好きなところに座っていいからその間に入部届を持ってくるわ! 私はシグレここの部長をしてるわ!」

駄目だ。全く話を聞いていない。仕方ないので死にかけのダイスケを引きずって先に中へと入っていった彼女を追う。

ガサゴソと棚を漁っていたが、我を取り戻したのか急に気まずそうな表情を浮かべた。

「あ………、私、またやっちゃった………。ご、
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