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インフィニット・ストラトス 乱れ撃つ者
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編入してきたんだ?」


自己紹介が終わると、おもむろに一夏が訪ねてきた。 俺が一夏と呼ぶなら、と俺のことも名前で呼び出したのだ


「なんでって言われてもなぁ……。 色々と準備があったしな」


「専用機ですわね?」


「ああ。 それそれ 」


「な!? 中、専用機もってんのか?」


オルコットの質問に肯定の意を示すと、一夏が驚いた。


「いや、そんな驚くなよ。 家がIS作ってるメーカーなんだよ。 そこで俺用につくってもらったんだよ」


「家がメーカーって……どこだ?」


「ゴッドカンパニー」


そう答えると、一夏と篠ノ之は知らないのか首を傾げるが、オルコットは知っていたようだ。さすが、代表候補生


「主に、第2世代のISを製造していますのよね? 確か、ちょっと変わったISを造っているとか?」


「さすが優等生。 家みたいなマイナーなメーカーのことも知っているとは感謝感激だぜ」


「なぁ、セシリア。 それ、どんなメーカーなんだ?」


話についてこれていない一夏がオルコットに聞いた。


「私も詳しいことは知りませんが……。 ゴッドカンパニーは日本のメーカーで、先程も言った通り、第2世代を主流にしていますわ。 御堂さんには失礼かも知れませんが、あまり有名ではありません。でも、他のISにはない特殊な機能があるとか」


恐らく、オルコットがいっているのはGN粒子のことだろう。 あれはOOの機体にしかついていないもので、ISのシールドエネルギーとは全く異なるものだ。 もちろん、この世界の技術ではないため、情報は最低限の物しか流していない


販売しているジンクスにも擬似GNドライヴがついているがISのコアと同じように中身はブラックボックス。
あの天才(天災)と言われる篠ノ之束にだって解明できない代物だ



「その特殊な機能ってなんだ?」


「おいおい。 そこは家のシークレットだぜ? まぁ、実践とか模擬戦で見る機会もあるだろうよ」


悪いがこれだけは話すわけにはいかない。 どこから情報が漏れて、俺達の事を話すことになりかねない


「そんなことより、一夏。 クラス対抗戦は大丈夫なのか?」

今まで空気だった篠ノ之が一夏を睨むように見た。 そう言えば、凰が来るってことはあのイベントなのか


「まぁまぁ、篠ノ之さん。 大丈夫だって」


「なんせ、1年の専用機持ちは1組と4組にしかいないからね」


「これはもう優勝だよ! 織斑君には頑張ってもらわなきゃ!」


クラス中がワイワイと騒がしくなる。

きた


ついにきた


このイベントの始まりが……!

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