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4 ラフコフの残党
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「おかしいな・・・この辺にあると思うんだけど・・・」
一人の男性プレイヤーは夜の森の中で歩き回っていた。
ずっと手元のマップばかり見ている。

だから、気がつかなかった。

おかしいなと後ろを振り向いた瞬間

HPが0になった。
悲鳴を上げることもできずに体を四散させた男は最後に見た。
その暗殺者の腕の棺おけのボディペイントを・・・・




ラフィンコフィン《笑う棺おけ》は史上最大にして最悪のPK《プレイヤーキル》集団だった。
彼らは人を殺すことが権利だと主張し、快楽のために殺人を犯し続けた。
そのため、攻略組で構成された討伐チームによって壊滅させられた。
たくさんの人たちが死に、大半のラフコフメンバーたちは黒鉄宮に送られた。
しかし、ボスであった《POH》をはじめとした1部のメンバーは確認されていなかった。
それが仇となり、今回再び復活してしまったらしいのだ。
「くそっ!!」
俺もその討伐に参加していたが、殺人が怖くて結局何もできなかった。
・・・いまでも怖い。
でも・・・
「おーいソラボーこっちだぞー」
待ち合わせていた人・・・アルゴさんはいすに座ってこちらに手を振っていた。
「どうも。お久しぶりです」
「前にあったのは3ヶ月ほど前だったかな?・・・で。ナツちゃんはどうシタ?」
「あいつはいま宿にいてもらってます。危ない思いをさせたくないので」
「ずいぶんと過保護だね。大事なんだなあ」
「ええ。・・・で、例のことわかりました?」
もちろんPOHたちラフィンコフィンのことだ。
「いや。POHらしき人物がいたのは確認できた」
「そうですか・・・ありがとうございました。後はこちらで調べます。」
「気をつけろヨ。向こうはPK集団だよ」
「わかってます。お気をつけて」
「なつちゃんによろしくな〜」
そういうとアルゴさんはひらりと立ち去っていった。
俺はそこで少し休むとナツの待つ宿へ向かった。



こんこここんとドアを叩く。
俺だということを知らせるためのあいずだ。
それでも
「どなたですか?」
と念のため聞いてくる。
「ソラ。ただいま」
そういうとドアが勢いよく開き(あわててよける)
「おかえりっ!」
と飛び込んできた。
「おっと・・・」
と崩れそうになった体を何とか持ちこたえ一応忠告しておく。
「危ないぞ。気をつけろよ」
「ごめんなさい。でおなか減った。ご飯食べに行こうよ」
「・・・まあいいけどさ」
少しは休ませろよといいたかったがナツの純真無垢な笑顔に圧倒され、けっきょくいえない。
・・・昔から。
胸が小さく痛むがそれを振り払うように
「いくか。きょうがなにがいい?」
と尋ねる。
「いつものとこ!」
「よしいくか!」
そういって二
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