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魔法少女リリカルなのは ~Emperor of the WGOD~
ジュエルシードの脅威
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黒い生き物に隙を突かれ、道路を粉々にするような強力な突進されかけた俺、空野燈嗣は突進を喰らうかと思ったその時、辺りを眩く照らした一筋の光によってそれを逃れた。その光が収まった時、光の中心にいたのは幼馴染の見慣れない格好をした高町なのはであった。
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俺はまだ自分の目の前で起こった光景に頭の回転が追いついていなかった。黒い生き物に窮地まで追いやられた俺を助けたのは光の中から現れた幼馴染、その恰好は...なんというかとても綺麗だった。手には先のほうに赤い野球ボールサイズの宝石をつけた機械じみた魔法の杖のようなものを握っていて、白をベースとしたワンピースのような服の上に長袖の丈が短いベスト、こちらも白色が目立つものだった。袖や服のところどころに青色の線が入っているのも見える。胸のあたりには真っ赤なリボンが...ってあれ?気のせいかな、学校の制服を連想させるような恰好にみえてきた。
そんなことを考えているとフェレットがこっちに駆け寄ってきて膝をついている俺の身体をつたって、肩にちょこんと乗ってきた。

「ありがとう、あなたのおかげで余裕をもって彼女に換装をさせてあげることができました。お怪我はありませんか?」
「う、うん、大丈夫だけどあれはやっぱりなのはなの?」
「ええ、今はバリアジャケット...いえ、防護服のようなものを装着していますが彼女で間違いありません。ここからは危険ですのであなたはさがっていてください。」
「!?まさか、なのはに戦わせるの!!?無茶だよ、それより俺にもあのバリアジャケットっていうのを貸してもらえないの?」
「残念ながら、僕が持ち合わせているのは彼女が使っているレイジング・ハートのみ...あなたの分はありません。すみません.....。」

......なんてことだ、なのはに魔法の力を与えてもらって自分のことだけでも守れるような力を持っているだけでよかったのに、逆に戦いのために前に出てもらうことになってしまうとは。

「うそぉ、なっなんなのこれぇ!?」

ぶおおおと低いうなり声をあげ、黒い生き物がなのはに気づきその巨体を近づけている。気のせいだろうかさっきまでなかった触手のようなものが黒い生き物から生えていてうねうねと不気味な動きをしている。

「ふぇぇぇぇぇぇぇ!?」

少し情けなく聞こえるような悲鳴をあげ、なのはは後ろの壁に向かって後ずさりをする。壁に背中がついたところで

「ふぇ!?えええぇ!?こ、これなに!??」

手に杖のようなものを持っていることに気づいたなのはは驚きを声にする。今気づくことじゃないでしょ、なのは!と心の中でツッコミをいれる。
すると、黒い生き物が足のようなもの
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