暁～小説投稿ｻｲﾄ～:Sword and magic of fantasy Second　episord～Marchosias～

暁～小説投稿ｻｲﾄ～

Sword and magic of fantasy

Second　episord～Marchosias～
[1/3]

「…マジかよ、全く効いてねぇ…無傷かよ…」

初撃、その一撃は確かにマルコシアスを捉えた。
しかし、重い剣撃は無と化した。

マルコシアスは、懐に入った剣(つるぎ)に獰猛な牙を向けた。
「…っ！」

マルコシアスは剣(つるぎ)の頭に噛み付こうとするが、剣(つるぎ)は身を屈めて避ける。

しかし、避けたところで次撃は防ぎきれなかった。

側面から大振りのパンチを繰り出され、思い切り喰らった剣(つるぎ)は堪らずぶっ飛んだ。

「…あらららら…」
リュウが吹っ飛んだ剣(つるぎ)を見て呟いた。

「じゃあここは、僕が一人でやるしか無いかな?」

剣(つるぎ)は頭から血を流しながら立ち上がった。

「…おもしれぇ…精々楽しませろよ…駄狼ッ!」

「うわぁモロに喰らってそれかぁ…頑丈だなぁ…
まぁ、僕も見てるだけではおもしろくないのでね…
少し、やらせて貰おうかな…」

刹那、マルコシアスの動きが止まった。

「…魔法か…2対１って言う状況は尺だが、おもしれぇ…やってやろう…」

そう呟いた剣(つるぎ)の大剣が眩い光を発し、形状が変わっていった。

「喰らえ…マルコシアス、この魔法剣『雅月(みやびつき)』でテメェの身体をズタボロに切り裂く…！」
剣(つるぎ)は、再び跳躍し、大剣をマルコシアスの身体に喰い込ませて切り裂いた。

ズバァッと言う音と共に、マルコシアスの胸に確かなダメージが入った。

『Ｇgyyyyyaaaaa!!』

確かに今度は悲鳴を上げてくれた。

「…っ！マズイ。拘束がっ…！」
リュウが冷や汗をかきながら声を押し殺すように言った。

次の瞬間、マルコシアスが獰猛な牙を剥き出して叫んだ

『GRrrrryyyyyyuuuuuuu??』

断末魔、マルコシアスの叫びに壁や天井の水晶が割れはじめた。
リュウはなんとか耳を塞いだが、剣(つるぎ)は反応出来ずに至近距離で聴いてしまった。

「ぬぅ…」
剣(つるぎ)は、頭を抑えて無意識にしゃがみ込んだ。

マルコシアスは再び腕を剣(つるぎ)に振り下ろした。
剣(つるぎ)は、反応することが出来ずにその攻撃がすぐ目の前まで近づいている時点でやっと気付いた。

しかし、爪があと数センチというところで、弾かれた。

比喩は無い。

「間に合った…」
リュウが魔法を繰り出していた。

マルコシアスは、怒り狂うように唸り、尾の大蛇を魔法を行使しているリュウに向かって牙を向けさせた。

「…」

リュウが身構えた瞬間、剣(つるぎ)がリュウの目の前にたって襲ってきた蛇を掴んだ。

「オォォォォォォォ…??」
そのままマルコシアスごと持

[8]前話 [1]次最後

※小説と話の評価する場合はログインしてください。

[6]

[0]目次に戻る

暁～小説投稿ｻｲﾄ～
利用規約/ﾌﾟﾗｲﾊﾞｼｰﾎﾟﾘｼｰ
利用ﾏﾆｭｱﾙ/ﾍﾙﾌﾟ/ｶﾞｲﾄﾞﾗｲﾝ
お問い合わせ

2024 肥前のﾎﾟﾁ