暁 〜小説投稿サイト〜
Angel Beats! the after story
夏休みのウサギさん
愛・妹・美・mine
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ついに夏を迎える。
クーラーという高価な機械が存在しない我が家は、扇風機という文明の結晶体を常に作動させている。

「あ、暑い……」

扇風機でも相殺できないほどの熱気が充満しており、見えるはずのないオアシスが目の前に広がってしまう始末。

こんな日はかなでと海!プール!のどちらかに行くのが一番に決まってる。マイナスイオンを排出してるかなでは地球温暖化すら解決してくれる。
白いビキニから見える美しい肌。おっと、よだれが出てきた。

あいにく誘う勇気が出ず、こうして暑さに苦しんでいる訳だが。

「だ、誰か助けてくれぇ」

インターホンという救済の声が聞こえてきた。

かなでかなでかなでかなでかなでかなでかなでかなでかなでかなでかなでかなでかなでかなでかなでかなでかなでかなでかなでかなでかなでかなでかなでかなでかなでかなでかなでかなでかなで

「かなで様ですか!」

開け放ったドアからは薄い茶色がかった髪を肩甲骨まで伸ばしてパチりと開いた目。

まさしく少女は……。

「遊びにきたよ!お兄ちゃん!!!」

「アガッ!」

勢いのある抱擁にバランスを崩し頭から地面に叩きつけられる。痛みに悶えながらも馬乗りになっている少女つまり我が愛しき『妹 sweet Angel』を見上げる。

「会いたかっよ!正月帰ってくるって言ったのに結局帰って来なかったし、初音悲しかったんだよ。だから、来ちゃいました」

義妹だったら必ず一線を超え、結婚をしようとしただろう。だが、血がつながった妹である。

「お兄ちゃんも会えて嬉しいぞ。とりあえず立たせてくれ」

ご近所さんに見られたら大変なことになってしまうからな。それが妹となったらますます大変なことになってしまう。

お兄ちゃんのお願いを聞いた初音は何故か赤らめた頬に手を置きくねくねと動いている。

「あ、いや、お兄ちゃん私たち兄妹だよ。血がつながってるんだよ。なのに勃たせてくれだなんて……」

エロゲのようなイベントが発生した、いや、強制的に発生させられた。思春期の中学生怖い。

ついでにうちの妹はおバカちゃんのようだ。

「でもね、初音がんばる」

ズボンに手を伸ばしてくる。

「がんばんなくていい」

「いたっ!」

脳天チョップで怯んだすきに馬乗りから脱出する。
兄として喜ばしいことなんだが、ここまでピンク色に染まっていると逆に心配です。

「事情は後で聞くとして、疲れただろ?狭いところだけどどうぞ」

「はぁ〜い」


中学生三年生の夏に遊びに来るとはなかなか根性があるな。さすがお兄ちゃんの妹だ。
コップに注いだジュースを持っていくと、勉強机を漁っている空き巣がいた。

「何してるんだ?」


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