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インフィニット・ストラトス 乱れ撃つ者
会長
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山田先生に言われるがまま、俺は教壇に立つと、一度クラスを見回した。 アニメのとおり、俺のすぐ目の前に織斑(弟)の姿がある


心細い、男一人の学園生活に男仲間が増えたことが嬉しいのか、目をキラッキラさせてこっちを見ている。


嬉しいのは分かる。が、生憎、俺はそっちの趣味はないのであまり見ないでほしいものだ。でなければ、この学園のどこに貴腐人の方がいるのか分かったもんじゃない


と、自己紹介だった。 となりで、早くしろと言わんばかりの目で睨まれている


「えっと、テレビなんかで知っている人がほとんどだと思いますが、一応。 御堂 中です。ゲームと読書、野球なんかのスポーツが好きです。 こんな中途半端な時期に編入してきましたが、どうぞよろしくお願いします」


最後に一礼した俺は然り気無く両手で耳に蓋をした。 予想通り、数秒後には甲高い女子達の叫び声。 もちろん、嬉しい悲鳴だ。……じゃなかったら、かなりへこむぞ?



まぁ、そんな心配することもなく、やれ、二人目の男子だの、このクラスでよかったなどの声が聞こえている


よかったな。 もう少ししたら、男装女子が来るぞ



「お前たち、静かにしろ」



ピシャリ、とその一言で先ほどまで騒がしかったクラスが一瞬で静寂に包まれた


「聞いての通りだが、御堂もまた、織斑と同じく特殊な例だ。 珍しいからと言って騒ぎは起こさないように。 いいな? 」


ノーと言わせぬその威圧感、尊敬します


「では、山田先生。 私はそろそろ」


「あ、はい。 分かりました。 それじゃ、御堂君は席を用意しているので一番奥の席に座ってくださいね」



織斑先生を送り出したあと、俺が指定されたのは窓際の一番奥の席。 一瞬、俺はどこの団長さんだよとか思ったが、座ってみるとなかなか日差しの心地よい席であったため大満足だ。 夏には勘弁したいところではあるが


そして、新しく用意された席であるためか、隣がいない。 これは楽だ。 前世、コミュニケーション能力が平均以下であった俺にとってはこれからよろしくね、なんて笑顔で言われたらうっかり惚れちゃうレベルである


何を隠そう、俺の前世は男子高。 ほぼ状況が真逆である


「それでは、授業を始めます。 教科書を出してください。 あ、御堂君のは明日以降配備されるようになっているので、話を聞いておいて下さいね。」



俺を気遣うように言ってくれる山田先生なのだが、ぶっちゃけ言うと、高校2年までで習うISのことは完璧と言ってもいい。 でなけりゃ、あの地獄の日々の意味がない



それに、俺は前世で高校3年までいったのだ。 他の一般的な教科も
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