7模擬戦とヤマトの激怒なの!
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らせる為にアクセルシューターのターゲットをスバルに変更して発射する。だけどスバルは回避行動を取らずにプロテクションを使用して、シューターの間を強行突破してきた。
「うりゃあっ!」
「こらスバル。駄目だよ、そんな危ない機動は」
咄嗟に展開したラウンドシールドでスバルの一撃を受け止めて、そのまま薙ぎ払うようにスバルを弾き飛ばす。突撃力の高さは認めるけど、体勢も崩していない敵に正面から飛び込むのは危険過ぎる。
「すいません! でも、ちゃんと防ぎますから!」
「………」
(今は模擬戦に集中しないと……)
気をとり直して二人の位置を確認する。
「……ティアナは?」
いつの間にかさっきいた場所からティアナの姿が消えていた。周りを見渡していると、左頬にレーザーサイトが当てられる。サイトの先を見ると、ティアナがこちらに向けて魔力を収束させていた。
(ティアナが収束魔法?)
ティアナは主に精密射撃を得意としている。だからこの行動には正直予想外だった。
(だけど……)
「でえぇぇりゃぁぁあっ!」
私の気がティアナに向いている内に体勢を立て直したスバルが再び正面から突撃を仕掛けてくる。軌道を変える為にもう一度シューターを発射するけど、やっぱりスバルはシューターの間を強引に抜けて接近してくる。
【Round shield】
さっきと同じようにラウンドシールドで受け止めるけど、さっきと違ってカートリッジをロードしたのか攻撃の威力が上がっていて、弾く事が出来ずにつばぜり合いのような状態になってしまう。
「くっ……ティア……」
スバルの洩らした言葉に、再び後ろのビルに立つティアナに意識を向ける。
(多分、この戦法は……)
現状を考えると、二人の作戦はスバルの攻撃で足止めをして、ティアナの砲撃で勝負を着ける作戦の様に思える。だけど精密射撃とは違う、ティアナのもう一つの特技を踏まえて考えると、ある戦法が頭に浮かんでくる。かなり無茶な戦法だけど、今までの戦い方を思い返してみるとその予想が当たっていると思う。
「………………」
私の予想が合っていると言うかのように、私を狙っていたティアナの姿がビルの屋上から消滅する。ビルの屋上にいたのはフェイクシルエットで作りだした偽物……この偽物に気を向けさせている内に、本物のティアナは確実に私を倒す為の攻撃を仕掛ける準備をしている筈……。
「てえぇぇぇっ!」
ウイングロードを走って真上をとったティアナがクロスミラージュの銃口に刃を形成して迫ってくる。
(なんで……なんでこんな無茶するの?)
こんな無茶
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