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ハイスクールD×D大和の不死鳥
32弟子と黒猫
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「弟子にしてください!」

はい?白音を俺の弟子に?冗談で言ってる顔じゃあないし冗談で言うことじゃあないね、ホントに俺でいいのかな?

「僕は弱いよ?」

「先輩は強いです」

「全て自己流だよ?」

「私もそうです」

「人に教えるのは下手だよ

「構いません」

「人に教えられる物なんてないよ?」

「『仙術』や『不死拳』があります」

これは……覚悟を決めるしかないかな

「僕なんかでいいんだね?」

「はい、ヤマト先輩がいいです」

よし、俺も覚悟を決めた

「わかった、白音は僕の唯一の弟子で一番弟子だよ」

「はい、一番弟子白音、これから頑張ります!」

白音の修行方法考えなくちゃな

「そんな事ゆすさないにゃ!」

「「!?」」

声のする方……中庭の真ん中に一人の着物を着た少女と少女の足下には黒猫がいる

「……姉さま」

姉さま?なるほどこいつが白音の姉の黒歌か、白音に似ているな

「白音の姉が今更何のようだ?」

「白音をもらいに来たにゃ」

自分が逃げるためにおいていった姉がよく言うもんだな

「白音はどうしたい?」

「……行きません」

本人の意志が最優先だからな

「ということでお帰りください」

「いやにゃ!今日こそ連れて行くにゃ!」

飛びかかってくる黒歌

「ふぅ、あんまりしたくないんだけどな」

覇王色の覇気を使うと黒歌は後ろに後退した

「いい加減にしろこのクソ黒猫!今のお前が白音にどれだけ拒絶されているかわからんのか!」

「そんな、そんな事ないにゃ!」

ち……まだ、気づいてないのかよ

「黒猫、お前が妹思いなのはよくわかってるつもりだ、主人殺しも何かあったんだろ?でもなぁ、白音はお前が仙術を暴走させたトラウマで妖怪の自分を……猫ショウの自分を受け入れきれないんだ、それが眷属の中で致命的になるのはわかってるよな?」

「う……」

気づきだしたか、ならもう少しだな

「リアスの眷属じゃあなかったら今頃、白音ははぐれになっていたかも知れない。それか、眷属内で差別されていたかも知れないそれもわかるよな?」

「それは……」

「リアスの眷属だったから、白音はここまで生きてきたんだ、確かに今の白音はグレモリー眷属の中では弱いかも知れない、けど眷属の中で差別なんてされないし逆に心配されている。つい最近だってリアスに『ヤマト、小猫を見守ってあげて』って言われてるんだからな。今のお前に仲間はいるか?白音の心配する仲間は?」

リアスは眷属を大事にする王だから、差別する眷属は入れないだろうし差別するような眷属にはなっていない

「いないにゃ」

「そうだろうな
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