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剣聖龍使いの神皇帝
第2巻
攻撃と防御の手本×各ペアでの実技授業
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を目の敵にしているからね、諸葉の実力を過小評価しているからそうなるのよ」

「あんなウザい先輩は、一度でいいから下級生からの洗礼を受けた方がいいと思ってた。特別訓練だと俺は見学しているからな」

「右に同じく。一度その性根を叩き直して出直してきなさいと言いたいくらいだったから、諸葉には感謝ね」

あの先輩は男友達は多そうだが、女子からは丸っきり受けが悪い。ま、人を散々おちょくろうとした罰だと思えばいい。俺はチラリと見るが、まだ黒焦げから蹲ったまま震えていて、友人達と口論している。沙紀のとこにいるまーやは、俺の戦闘服の追加効果についてを話していたけどね。これは量子変換機で制服から一瞬にして着替える事が出来て、極地だろうと体温管理までしてくれる服だ。

「ギャハハハハハハ、カミーだっせ!」

「うるせーっ。だったらお前が灰村とやってみろよぉ。あいつ怖すぎんだよ」

「なら最初から喧嘩売るなよ、実戦部隊特別顧問をしている灰村を過小評価したお前が悪い。だっせー」

ムードメーカ野郎が調子に乗るのを防いでみて、逆にちょっとした実力の差を見せたのだった。あの理事長はもういないかのような雰囲気となってから、授業を再開した。

「そういう訳だ、一年生と二年生でペアを作ってくれ。一年が好きに攻撃を仕掛け、二年が防御に徹する。一年は胸を借りて思う存分、攻める感覚を学ばせてもらいなさい。二年は一年の攻撃くらい捌けないようじゃ、さっきのようになってしまうのでは話にならないぞ」

田中の指示で生徒達はリラックスして立ち上がり、思い思いの相手とペアを組む。攻撃は易し、防御は難し・・・・だからこそ、学年差があってもちょうど拮抗する。今日の合同演習の狙いがそこだったからだ。俺は俺でサツキや静乃と手を振って別れた後に、沙紀を来させた後に久々のIS同士での模擬戦を空中で行った。俺はいつも通り黒鐵改にストフリモードで、沙紀は中遠距離を得意とするがあえて近距離特化のインフィニットジャスティスとなり、一年と二年がペアとなり合同授業をしながら俺と沙紀は授業が終わるまでずっと空中での模擬戦をしていたのだった。
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