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剣聖龍使いの神皇帝
第2巻
静乃と日向ぼっこ×実戦部隊出動
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前のような行動だ。

「お前も静乃みたいに感情を表出した方がいいぞ。その内俺はサツキの事を嫌うぞ?」

「ごめんなさいごめんなさいごめんなさい!私が悪かったわ〜、だから代わりに漆原と同じぐらいにして〜」

サツキは反省しながら、俺の隣に来てからキスをしてハグをした。俺の怒りを買わない方がいいというのは、亜鐘学園の暗黙ルールとなっている。最近はハリセンだけで模擬戦しているのか、その威力は剣以上の硬さを持ち叩かれた者はしばらく動けない状態となるぐらいのダメージを喰らうという事。俺は軽くやったとしても、相手側にとっては畏怖のハリセンとまで呼ばれている。

「ん?ちょいとすまない、通信機からだ」

そう言うと沙紀と共に離れた場所で、通信機をはめると何かを喋っている俺だった。

「最近の諸葉は、通信機で喋っていた後に必ずと言っていい程に《異端者(メタフィジカル)》が出るのよね〜」

「そうね。嵐城さんの言う通りで、喋り終えると必ず実戦部隊の出動命令が下るから」

『通達します。「緊急事態宣言(フェイズ1)」から「非常事態宣言(フェイズ2)」へ移行・・・・白騎士機関・日本支部より「実戦部隊(ストライカーズ)」に正式な出動要請が出されました。各員と予備隊員は至急、校庭に集合して下さい』

校舎のあちこちに設置されたスピーカーからアナウンスの声が聞こえた。俺はちょうど通信を終えた頃に来たので、またかと思いながらサツキと静乃がいる所に戻った。

「どうやらまた出たらしいが、通達が相変わらず遅い。既にCBは戦闘中だと言うのに」

「何でいつもCB側が、このアナウンスが流れる頃には既に戦闘をしている訳?」

「それについては後にして行きましょう」

俺は二人に言うと校庭に行くが、片方はサツキ、もう片方は静乃と手を繋ぎ校庭へと向かう。まあ実戦部隊が到着した頃には、地上部隊がライフルで撃ちながら攻撃しているだろうけど。校庭には既に、戦闘服を纏った十二人の生徒が集結していたが、俺は真っ黒の戦闘服を量子変換機でな。沙紀はIS展開はまだしていない。

「揃ったな。ああ灰村特別顧問、あちら側はどうなっているのか情報提供を頼めますか?」

真ん中にいた石動迅は『実戦部隊(ストライカーズ)』の隊長であるが、俺はその上である特別顧問で直接CBと繋がりを持った一人である。最初は到着した後は戦闘終了となっていたので、今度からまだ戦闘は続いているかどうかの確認をしてくる。『実戦部隊(ストライカーズ)』がエリート部隊であるならCBは更に上のエリート部隊で、ドウターと異端者双方駆逐できるからだ。

「まだ戦闘は継続中であるが、異端者がどんな奴かは現地で知らせる」

「そう言う事ならば、さっさと門を開くわよ」

隣に並んで待っていたように
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