暁 〜小説投稿サイト〜
タケミカズチ、抜錨します。
タケミカズチ、我が鎮守府は君を歓迎する
[1/4]

[8]前話 前書き [1] 最後 [2]次話
【視点:タケミカズチ】



赤城さん達が所属している○○○鎮守府からの増援艦隊と合流した私は今、○○○鎮守府の庁舎を歩いている。

え?話が飛び過ぎ?現代っ子はザ・ワールドやキングクリムゾンが好きだと思ったから話を一足飛びさせてみたんだけど、やっぱりダメ?

それじゃあ、端的に説明しましょう。まず増援艦隊と合流した私と赤城さん達はムラサメ隊に艦隊護衛を任せ、増援艦隊には被弾艦娘の曳航を手伝って貰いながら鎮守府の領海まで向かった。

鎮守府領海に辿り着くと艦隊護衛を任せていたムラサメ隊に帰投して貰い、そのまま赤城さん達と共に港から工廠を兼ねた船渠に入りました。

普通、所属外の船舶がドックに入って来たら場が騒然となると思いますが、この世界ではゲーム的にいうと海戦終了後に艦娘がドロップするのも当たり前だからか、そういった意味で騒然となることは無かった。ただ、見慣れない艤装を身に着けた艦娘という意味では騒がれたけど……。

赤城さん達被弾組とはこの船渠で別れた。被弾している以上、入渠する必要があるんだから当然と言えば当然ね。で、私がこの鎮守府に所属したいという旨を被弾組の艦娘さん達から聞いていた金剛さんに案内される形で現在に至ってます。

一応言っておきますが、庁舎を案内されている理由は提督に会う為です。所属=就職とでも思って下さい。つまり、就職面接に行こうとしているって訳です。

面接会場は庁舎の提督室。普通の就職面接と違う点があるとすれば、履歴書を書いていないことでしょうか?まぁ、現地で書かされる可能性はあるけど。

あっ、言い忘れていたけど、艤装は船渠に預けてきたので今はありません。これも礼儀として当然の行為よね。と、そんな説明をしている間に提督室に着いたみたいですね。金剛さんの足が止まっています。


「Hey、ズッチー!ここがCommander‘s Roomネ!!」
「あの、金剛さん。その、ズッチーというのは一体……?」
「タケミカズチのNicknameネ!気に入りませんでしたカ?」
「いえ、そんなことはありませんよ」
「それならよかったデース。Commander‘s Roomには私が先に入りマース。ズッチーは私に続いてくだサーイ!!」
「はい!」


私がそう返答すると、金剛さんはノックも無しに凄い勢いで提督室の扉を開き、文字通り跳び込んで行った。


「提督ゥ!赤城達を助けた艦娘を連れて来たデース!!」
「金剛、提督室に入る時はまずノックをしなさい。あと、抱き着こうとしない。もう少し慎みを持ちなさい」
「Boo!提督は身持ちが堅過ぎマース。ズッキーもそう思いますよネー?」
「え!?えっと、私は金剛さんみたいにムードメイカーになってくれる女性は素敵だと思いますけど、女性の好みは
[8]前話 前書き [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ