暁 〜小説投稿サイト〜
タケミカズチ、抜錨します。
増援艦隊と深海棲艦のどっちだと思いますか?
[1/4]

[8]前話 前書き [1] 最後 [2]次話


【視点:タケミカズチ】



前回までのあらすじ。○○○鎮守府の艦娘(2個艦隊)が深海棲艦(3個艦隊)に襲われている所を発見。某私設武装組織の様に武力介入を開始。

チート航空戦力で深海棲艦を殲滅した後、出生の関係で自分が所属不明艦であることが判明。そして、○○○鎮守府の榛名の提案を受け入れる――というか、むしろこちらからお願いする形で○○○鎮守府に所属させて貰うことになりました。

まぁ、まだ○○○鎮守府にも着いてないし、鎮守府の提督とも会っていないので、厳密には未だに所属不明艦なんだけどね。

で、現在は何をしているかというと、エネルギー残量に余裕のある8小隊24機のムラサメを護衛に着けて、私の艤装に標準装備されている高性能レーダーで慣らし索敵をしながら、○○○鎮守府へと向かっている所だったりします。

ちなみに先の戦闘で発艦させていた残りの16小隊48機は、既に帰投済みで矢に戻っています。一定時間矢に戻すことでエネルギーを補給できるみたいですね。

戦闘海域が赤城さん曰く、○○○鎮守府から通常航行(時速14ノット)で2時間程の距離(約53km)ということもあって、全くの無傷である私は大破してしまっている赤城さんに肩を貸す形で曳航。

同じく大破してしまった雷ちゃんと電ちゃんは損害軽微な夕張さんと球磨ちゃんがおんぶする形で曳航し、移動することなりました。

当然と言えば当然ですが、2個艦隊の平均損傷率が中破ということもあって、航行速度も通常時より遅い時速6ノット。戦闘海域から移動を開始して30分は経っているけど、漸く鎮守府まで残り4/5の距離を過ぎた地点です。


「このままの速度で進めば、あと2時間ほどで皆さんの鎮守府に辿り着けますよね?」
「そうですね、建御雷さん(?)。鎮守府には救援要請も行っていましたから、あと、1時間足らずで増援艦隊と合流できると思いますし、そうなれば他の娘達も曳航して貰えるので、鎮守府にはもう少し早く辿り着けると思いますよ」
「それじゃあ、その増援艦隊と合流できるまでは深海棲艦の出現をしっかり警戒していないと駄目ですね。……ところで今更なんですが、皆さん私の名前を『つ』に濁点の付いた漢字の建御雷で呼んでいませんか?」
「え?違うんですか?」
「私の名前は『す』に濁点の付いたカタカナ読みでタケミカズチです。まぁ、別に漢字読みでもいいんですけど、念の為訂正を―――ッ!電探に反応!進行方向から接近する物体あり!数は……、12!?」
「わ、私達の電探には反応がありませんが……」
「一応、私の艤装に標準装備されている電探は最大索敵半径80kmの高性能機ですから。今は艦娘になってからの初索敵ということもあって、索敵範囲を半径40km圏内の索敵に止めていますが……。
って、そん
[8]前話 前書き [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ