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リリなのinボクらの太陽サーガ
現出
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時の庭園内部、そこではプレシアの技術によって生み出された傀儡兵の大群が待ち構えており、管理局勢はその圧倒的多数の敵を相手に消耗戦を強いられていた。

「これじゃキリが無い! なのは、突破するぞ!」

「了解、クロノくん!」

急がなくてはならないのにこの多勢を相手に時間をロストしていく現状に焦りを感じていた彼らは、少々強引な進撃を決断した。前提としてプレシアは条件付きSSランク魔導師、武装局員を薙ぎ払った威力から戦力を推定して、最低限同じ土俵で戦うには万全の状態でなければならない。

『ああ、皆聞こえる?』

「どうしたエイミィ?」

『あの二人がそっちにいったよ。多分すぐに追い付くと思うから』

「そうか、了解だ」

クロノに入った通信の内容が聞こえた彼女達の表情に余裕が生まれる。アルフは心の底から嬉しく、なのはとユーノは安心し、恭也とクロノは冷静だが顔に僅かな笑みが浮かぶ。

ブォォンッ!!!

その瞬間、彼らの間に一陣の風が走った。家系の事もあって動体視力が高いなのはと恭也には金色と淡い白色の影が駆け抜けていくのが見えていた。直後、彼女達の周りにいた傀儡兵がことごとく爆散、結果的に周囲の安全が確保される。

「何だ、まだこんな所でウロウロしていたのか。おまえ達」

「ふぅ、まだ未完成だけど実際に使ってみると便利だね、この魔法」

「サバタ!」

「フェイトちゃん!」

余裕綽々な様子の二人は、先発隊の面子に対して僅かに笑みを向ける。そう、彼女達に現れたのは通信で来ると聞いて待ち望んでいた、サバタとフェイトだった。

「こんな所とはご挨拶だな。あえて敵を残しておいてやったんだ、いずれやって来るおまえ達の見せ場のためにな」

「フッ……減らず口を叩けるならまだまだ余裕だな、恭也。いっそ残りの傀儡兵を全て倒して来たらどうだ? 丁度良い鍛錬の相手になるだろう」

「馬鹿を言え、あの数を全て斬るとなると流石に俺の刀が保たない」

「体力が保たないとか勝てないとか言わない辺り、おまえの能力が呆れる程だというのがよくわかる」

苦笑した恭也はサバタと悪友に接するかの如く左手同士で叩き合い、一方でなのははフェイトに駆け寄って彼女の手を嬉しそうに笑って握る。

「フェイトちゃん、手伝ってくれるんだね」

「うん。私が母さんを止めないといけないから、逆にお願いしたいくらいだよ」

「もちろん、協力するよ!」

さてと……これでこちら側(・・・・)の役者はそろった。後はこのダンジョンを攻略してプレシアの下にたどり着くだけなのだが……以前は感じなかったのに今は俺の中に流れる月光仔の血が警告を発している。この感覚は……前にもどこかで?

「ッ! ひっ!?」

いざ突撃、とい
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