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魔法少女リリカルなのは 絆を奪いし神とその神に選ばれた少年
第五話 懐かしき再会
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、あの時の笑顔が溢れる全に戻るんだろうか…」

恭也のその問いに答える事は、その場にいる誰も答える事が出来なかった……。











『マイスター。なのはさん達の記憶を戻す術はないのですか?』

帰り道、首にかけているシンが全に話しかける。

「知っていたら、とっくの昔に実行している。そもそも奪っているのは神だぞ?神様に対抗出来るのは神様だけだ」

『しかし、今のマイスターは神と同等の力を持っています。それでなら』

「出来るかどうかは、もうどうでもいいんだ。あいつらが、幸せであるなら……」

『マイスター……』

シンは自身のマイスターの事が心配でならなかった。

今の全は彼女達の記憶が戻る事を望んでいない。

それも仕方ないとシンは知っている。前世ではどのような方法を用いても記憶が戻る事はなかったのだから。

だからこそ、シンは歯がゆい気持ちに苛まれていた。何も出来ない自分に。

(これでは、マイスターのお母様に顔向け出来ない……)

シンは、これほど何も出来ない自分に少しだけ、情けないと思った。
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