暁 〜小説投稿サイト〜
東方紅魔語り
紅霧異変
Part14 『本来』の仕事
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 いや無理だよ?見てたよね?俺がボッコボコにされてたの知ってるよね?
 仕事終わったって言ってたじゃん?なんで残業?

「さて吸血鬼のガキ、こっちは暇じゃないんだから、サッサと潰されなさいよね」

「霊夢!てめぇフラン様になんて口を」

「有波だっけか?お前さっきまでやられていたのに、なんだその忠誠心……」

 おっと失礼。つい本音が……。
 ……ん?なんだ、この音?
 何かに亀裂が入ったような、変な……。

「へぇ、遊んでくれるの?」

 見てみると、フランの周囲の空間に黒い亀裂が入っていた。
 直後、フランを囲っていた何かが完全に砕け散る。

「結界が……?なんで?」

「フランの能力は、あらゆるものの破壊。結界なんて意味ないわ」

 フランの背後に弾幕が展開され、それを合図に霊夢と魔理沙、咲夜とレミリアが飛び上がる。
 そして弾幕は降り注いだ。

 主に俺へ。

「……ふっ」

 ここ一番の笑顔を作って、また俺は弾けた。
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