暁 〜小説投稿サイト〜
Fate/magic girl−錬鉄の弓兵と魔法少女−
A's編
第四十二話 買い物とこれから
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 だがそれにしっかりと頷く。

「衛宮が言っていたであろう。
 管理局も簡単には手が出せないと」
「だが管理局に個人的な知り合いがいるとも言っていた」

 下手に闇の書の情報を与えればそこから管理局に伝わる可能性は高い。

「だからこそだ。
 個人的な知り合いという事は管理局という組織とは繋がりがない、またはあっても薄いと考えるのが妥当だろう。
 ならば初めから話して衛宮の個人的な知り合いに情報がいかなければ」
「なるほど管理局に情報がいく事はほぼないと」
「そうだ」

 確かにザフィーラの考えも一理あるか。
 下手に隠すより管理局に我らの事を漏らさないように頼めばいい。
 さらにうまくいけば協力すら得られるかもしれん。
 
 ……これはうまくいきすぎだろうが。

「シャマルとヴィータの意見も聞いてみるか」
「そうだな」

 とりあえず簡単にだが意見がまとまった時

「シグナムとザフィーラ、なにしとるん?」
「あ、申し訳ありません」
「そんなとこに立っとらんでこっちおいで、シグナムの服も買おうてきとるんやから。
 ザフィーラもおいで」
「はい」

 シャマル達と意見を纏める前にせっかく主が買ってきてくださった服に着替えるのが先のようだ。

 今までとは違う主。
 何かが変わるのかもしれない。

 もし変わるとしてもこの小さき主の笑顔を失う事だけは決してないように

「ほらシグナム」
「はい。ただいま」

 騎士として剣に誓おう。

 誓いを胸に新たな主の下に向かう。
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