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Fate/magic girl−錬鉄の弓兵と魔法少女−
無印編
幕間その一 士郎のアルバイト   ★
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る。
 こんなもん防音結界も張らず撃った日には間違いなくこっちが警察に追われる事になる。

「む〜、なんで使ってくれないのよ」

 何か聞こえるが無視だ。

 銃、もとい砲を構える。
 さすがに砲を撃つのは初めてだがイメージは問題ない。
 そして、引き金を引いた。


 結果を言うなら船のエンジンは吹き飛び、暗殺を企てた首謀者達は全員捕まった。
 もっともエンジンを吹き飛ばすついでに船に大穴が空いたのか逮捕された時は半ば船は沈没していた。
 それ以前の問題としては音が凄まじい。
 正直、鼓膜が破れるかと思った。

 そして、アリサの両親からお礼と物騒なバイトの料金を貰い、月村家と高町家の皆と共に海鳴に戻る。
 アリサのお母さんに部屋を用意するから泊まっていくよう言われたのだが、久々のバニングス家の団欒を邪魔したくなかったので遠慮した。

 そして家まで送ってもらった時

「今日貸した奴はあげるから、これもよかったら一緒に使ってみて」

 そういって渡された二つのトランク。
 まだ開けていないトランクには正直いえばどんなものが入ってるのか考えたくもなかったが

「恭也もノエルも銃器は使わないのよ。
 使ったら感想教えてね。
 説明書も入ってるから」

 ということで押し付けられた。

 ちなみに普通サイズのトランクを開けたら其処には黒い巨大な拳銃が鎮座していた。

 こうして衛宮家に新たな銃器が三丁加わった。




 後日

「あんた、パパ達になに言ったのよ!!」

 学校でアリサに詰め寄られる俺がいた。

「何の事だ! 俺には何の覚えもない!」
「じゃあ、これはなによ!!」

 そう言って突き出される写真。
 そこには

「士郎君だね」
「うん。士郎君だね」

 パーティの時にタキシードに身を包んだ俺の写真。
 アリサの突き出された写真の意味がわからず首を傾げるすずかとなのは。

「あの後パパ達にお婿さん候補としてどうだって言われたのよ!!!」
「「えええっ!!!!!」」
「「「「「「「「「「「「「「「「衛宮っ!!!!!」」」」」」」」」」」」」」」
「俺は知らんぞ!!」

 そうして始まる鬼ごっこ。

 しばらく平穏な学校生活は送るのが難しかったのは言うまでもない。
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