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俺の名はシャルル・フェニックス
説明と不死鳥
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ビクッと体を震わせあわあわと慌てだす。

って本当に俺って嫌われてないよな?

いや、好かれてるって分かってるけどさ。異性として。

でも確証がないからあってるかわかんねーんだよな。

ホラ、俺7股かけてるし?

男として最低なクズなわけで。

まぁ、今気にすることじゃないけどさ。

「あ……あっ……あの…………え、っと……ご、ごめ、ごめんなさいっ……!!」

ペコリっゴツッ!

「――あぅっ!?」

慌てて頭を下げたもんだからおもいっきし頭をテーブルに打ち付けた。

うん。落ち着こうぜ?

「……大丈夫?」

「セーナ大丈夫?」

心配そうに隣の二人が声をかける。

「あぅ………だい……じょ……ぶ……」

今にも消え入りそうな声で応えた。

「まぁ、とりあえずもう1回謝らせて貰うな。
ごめんな。誠菜。
お前はもう裏側の世界を知ってしまった巻き込まれてしまった。
だからお前はもう表側では暮らせない」

ただ真剣に現状を伝える。

皆何も言わない。

ただ静寂が――いや、理子と束がやるゲームの音と二人の楽しそうな声がこの場を支配――って二人ともシリアスな場面なんで音下げてもらっていいですかねぇ!?

俺の願いは聞き届けられることなく二人はゲームで遊ぶ。

あっ、千冬が立った。

そしてゴツン!ガツン!と痛々しい音を響かせて二人の頭に拳骨を落とした。

「ひ、ひどい、ちーちゃん。
束さんの脳は左右に割れたよ!?」

「く……くぅ……鎮まれ……!」

直ぐ様声をあげる束と痛みで頭を抑えて踞る理子。

うん。まぁ、理子の反応が一般的だ。

千冬の拳骨を食らって動けるのは食らい馴れてる束くらいだ。

俺もかなりの数をこなしてきたが未だに馴れないしな。

「黙ってついてこい、馬鹿共!」

「あーれー!
ちーちゃん、ちーちゃん首決まってるよ!
このままだと束さんお陀仏しちゃうよ!」

「ちふちふ、首、首!
死ぬぅ死んじゃう!
理子りん死ぬまえに伝えたいことがあっ……た……」

「りこりーーん!傷は浅いよ!メディック!メディーック!」

千冬に服の首の部分を引っ張られ2名様ご退場。

千冬さんナイスッス!

そこで白雪が苦笑しながらも二人分のティーセットを持ってきた。

「シャルちゃんどうぞ」

「ああ、サンキューな」

「いえ、これくらい」

モジモジと体をさせて顔を赤くする白雪。

なんかスイッチがはいったらしい。

ってか、理子の分どうすんだ?と思ってると白雪が復活して理子の分を持ったまま一礼し白雪もテーブルについた。

どうやら自分で飲むようだ。

「にゃははは、ごめんね。
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