暁 〜小説投稿サイト〜
最新鋭機
1部分:第一章
[2/2]

[9] 最初 [2]次話
見て周りにいる整備のスタッフに対して言った。
「太平洋連合のやつじゃないのか?」
「あの連中のですか」
「そうだよ、連中のだよ」
 ジャックは欧州連合の軍人だ。欧州連合は太平洋諸国の集まりである太平洋連合と対立関係にある。それが当然ながら軍事関係にも及んでいて冷戦に近い状況となっているのだ。
 その彼等の機体に似ていると。ジャックは思ったのである。
「何か翼の辺りが特にな」
「言われてみればそうですね」
 その整備スタッフの指揮官である将校が彼の言葉に頷いた。
「この機体は」
「そうだろ。向こうの技術を盗んで開発したのか?」
 こうも考えたジャックだった。
「こっちの技術だけじゃなくて」
「どうなんですかね。それで大尉」
「ああ」
 その整備将校の言葉に応える。
「そろそろですよ」
「ああ、乗るか」
 こんなやり取りの後でその機体に乗ってテスト飛行をはじめる。すると暫くして機体に通信が入って来たのであった。その通信は。

[9] 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ