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魔法科高校の神童生
Episode35:立ち込めしは暗雲
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るがいい暗殺者よ。

「お前達、一高と、俺達、三高。直接の、試合で、お前達が俺を戦闘不能に、できたら、教えてやる」

「……本当だろうな?」

「勿論。俺は、嘘吐きだが、この話に、関しては、本当だと断言、してやろう」

 そしてお前を徹底的に調べ上げてやろう。
 お前の能力、癖、思考、判断、直感、闘志、気力、沸点、総て調べ上げた上で、息絶えたお前をあの方へ献上しよう。

「さあ、どう、する?」

 バキリ、という音と弾け散る木片。
 傾けた首のすぐ横を、隼人の手が木を抉り取っていた。

「乗った。覚悟しておけよ、嘘吐き」

 底冷えする声で暗殺者は告げる。
 そちらが幾つ策を弄そうが、その悉くを凌駕した上で倒す。

 血走った黒い目と殺意を宿した紅い目。
 薄い笑みを浮かべる口に、硬く引き結ばれた口。

 上空には、暗雲が立ち込めていた。



ーーto be continuedーー
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