暁 〜小説投稿サイト〜
妖精の義兄妹の絆
愛するもののために
[2/9]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
負けねぇ…。ぜったいに、倒れねー…。俺の後ろには仲間が、家族が…愛するものがいる。
それを、傷つけようとする奴はオレがこの手で沈める。
















もう一人じゃねぇんだ!!!!」

コォォォォォォ

タクヤは最後の力を振り絞り、竜水の効果を最大限に発揮する。
「…わかった、もういい。これで何もかも終わりだ。」

キィィィン

そう言ってランスが宙に浮き始めた。
「その心義に敬意を払いオレの最大魔法で消してやる。」
ランスが別空間から新たな槍を換装させる。それは今までとは別次元の力を秘めたものだった。
「我は天から舞い降りし使者!!!神よ!!!眼前の咎人を滅するため神の槍を授けたまえ!!!!」
するとランスの槍に神々しく輝きだしありったけの魔力を込める。

コォォォォォォ

「うぉぉおおぉぉ!!!!」
タクヤもすべての魔力込める。これが正真正銘最終決戦“ラストバトル"だからだ。
タクヤの魔力に呼応するかのように全身から空色の水が弾き出す。
「これで終わりだ!!!!神槍“グロリアス・レイ"!!!!!」

ドゴォォ

ランスは金色に輝く槍をタクヤに放った。




























そして、同じ頃
「時間だ!!!みんな頼むぜ!!!!」




「開け!!!金牛宮の扉、タウロス!!!!」




「ぬおぉぉぉぉぉぉぉぉっ。力の香り全開〜!!!!」




「ナツ。」




「お兄ちゃん…。天竜の咆哮…。」









「うおおおおおっ。」
「我が前にて歴史は終わり、無の創世記が幕を開ける。








ジェネシス・ゼロ!!!!開け、鬼哭の門。」

オオオオオ アアアアア ウァァァ

ゼロが放った魔力の中にはまるで亡霊があちら側の世界に連れていこうとしている異様な光景が広がっている。
「無の旅人よ!!!!その者の魂を!!記憶を!!!!存在を喰いつくせ!!!!







消えろ!!!!ゼロの名の下に!!!!」

オオオオオ

「ぐあっ。」
ナツは広範囲に広がったゼロの魔力の中へと飲み込まれていった…、




かのように思われたが、

ゴオォォ

「何!?」
飲み込まれかけたナツだが、金色の炎を沸き上がらせたちまちゼロの邪悪な魔力を浄化させていく。
「おおおおお。」

ゴゴゴゴ

「金色の炎が…。」

オオオ

「らああああ。」
「オレの魔法を燃やしているだと!!?」
「あああああ。」

ズシ

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ