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ボスとジョルノの幻想訪問記
恐怖!紅魔館の悪魔たち そのC
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はこの二つである。
 レミリア・スカーレットとフランドール・スカーレットだ。
 特に前者はたまに人里に出没する分、その存在は広く知れ渡っている。もちろん『悪名』としてだ。彼女が入った店は翌日不幸なことが起こるという噂まである。
 そして後者は更に質が悪い。姉ほど表に出ないため知名度は低いが伝説級の存在として一部の人間からは非常に恐れられている。
 それだけではない。むしろ、彼女たちがそれぞれが一人で出没する分には危険度はそれほど高くはない(それでも見かけたら全速力で逃げることをお勧めする)。
 問題は二人が揃っているときだ。普段は人間を襲わないレミリアも、普段は人目に付かないフランドールも、それは一人でいるときだけである。
 二人が揃えば彼女たちの欲求は連鎖反応的に影響しあい、高まっていく。
 レミリアの『目立ちたい』という欲求と、フランドールの『殺したい』という欲求はこの上なく『最凶』の組み合わせである。

(そして今、私の目の前にその二人が揃っていると・・・・・・)
 八意永琳は大勢の意識のない患者を背に、二人に向き合っていた。
「ねぇお姉さま」
「何かしら、フランドール」
 『会話』が始まる。
「私、とっても『イイ』こと思いついたの」
「あらあら、聞かせてもらえるかしら? あなたの『イイ』ことは本当に本当に『イイ』ことだもの」
「やっぱり? えへへ、お姉さまが私を誉めてくれたわ」
「うふふ、誉められるのが嬉しいなら何度だって誉めるわよフラン」
「じゃあさ、じゃあさ! 頭なでてなでて! 私、お姉さまにイイコイイコされるのすっごい嬉しくなるの、気持ちいいの!」
「お安いご用よフラン・・・・・・私のかわいいかわいい妹・・・・・・どうかしら?」
「ん〜・・・・・・あっ、ふにゃぁ・・・・・・し、しあわひぇえぇ・・・・・・」
「気持ちいいかしら、フラン?」
「うん、い、いいよぉ・・・・・・お姉さま・・・・・・もっと」
「うふふ、ふふふふ・・・・・・あなたが気持ちいいと私も気持ちいいわ・・・・・・フラン、あぁ、フランドール」
「ああああぁ〜・・・・・・く、くすぐったいよぉ、お姉さま・・・・・・」
「ん? やめてほしいの?」
「ちがうよ、ううん。もっとして、お姉さまの好きなように、もっと。強くても、乱暴でもいいから、私をもっと撫でて、愛して!」
「素直ね・・・・・・かわいいわよフラン。誰にも、誰にもあなたは渡さないわ・・・・・・望むなら、私の愛をすべて注いであげるわ・・・・・・」
「あぁ・・・・・・んっ、首筋ぃ・・・・・・舐めるの、ペロペロするのやめ、ひゃんっ!」
「『ご褒美』よフランドール、喜んで私の愛を受け取りなさい。快感に身を委ねるのよ・・・・・・そしたら、ほら・・・・・・」
「あ、はぁあああん・・・・
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