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ボスとジョルノの幻想訪問記
銃弾と氷殼 そのB
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ボスとジョルノの幻想訪問記4

 前回のあらすじ!

 鈴仙のスタンド『セックスピストルズ』は小さなてゐの集合体だった!
 ディアボロは永琳との確執の末にドッピオで出し抜いたと思ったが、やっぱり全部見透かされていた!
 咲夜さんは『ホワイトアルバム』のスタンド使いになっていた!
 美鈴が裸になった!

 銃弾と氷殻B

 しばらくして、永遠亭のダイニングキッチンに朝食が運ばれてくる。
「今日は目玉焼きです。一応あの患者さんにも準備しましたが・・・・・・こんな人でしたっけ?」
「あ、ジョルノもやっぱりそう思う? いやぁ・・・・・・なんか違うような気がしてたんだけど」
 と、ジョルノが皿をテーブルに並べながら今朝起きたという患者――ドッピオ少年をまじまじと眺めていた。それに同調するように鈴仙も彼の顔を見る。
 ドッピオは見知らぬ二人――1人は自分と同じイタリア人に見えるがもう1人は頭にうさ耳を付けたブレザー姿の少女の視線を浴びて居心地が悪そうにする。食事をする部屋に入るが入り口から一歩も中に入ろうとしない。
「気のせいよ、二人とも。昨晩はいろんなことがあったから」
「ん〜、師匠が言うならそうなんだろうけど・・・・・・」
 そして自分の肩を叩く赤と青の変な色合いの服を着た女性は自分を救ってくれたらしい。
「えっと・・・・・・その、ヴィネガー・ドッピオです。どうも」
 永琳に肩を押されるがまま食卓に着く。彼の前に出されたのは皿に盛られた目玉焼きと人参のサラダ。それと――。
「・・・・・・?」
「あ、それは箸といいましてね」
 ドッピオは手頃な長さの二本の棒を両手に持って首を傾げる。
 そうだった、自分にもこんなシーンがあったな。と、ジョルノは数週間前の自分を思いだしていた。
「ふふっ」
 その二人のやりとりを見て永琳が微笑んだ。
「何笑ってるんですか、永琳さん・・・・・・」
「いやね、ついぞ前にその光景を誰かがやってたから・・・・・・」
「・・・・・・僕のことですか」
 ジョルノはむっとした表情をする。
「いいですか、ドッピオ。僕の手を見てください。・・・・・・ホラ、箸はこんな風に使うんです。・・・・・・いいや、そうじゃあない。違うんだ・・・・・・。違う違う、ペンを持つ感じで・・・・・・そうそう・・・・・・」
 ジョルノがドッピオに箸の使い方を指南している。その光景を鈴仙と永琳は「くくっ」と吹き出しそうになって見ていた。
「ちょっと、二人とも! 見せものじゃあ無いんだぞ。君たちだって僕に箸の持ち方を教えるのに苦労していたじゃあないか!」
 さすがに耐えかねたのか、ジョルノは二人(特に鈴仙)の方を睨んで言った。
「ふふふ・・・・・・い、いやぁ。別にそんなことを自慢されても・・・・・・ねぇ?」
「ぐ
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