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ハイスクールD×D 新訳 更新停止
第3章
月光校庭のエクスカリバー
第82話 終演
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「ふぅ…っと!」
カリスを撃ち、一息ついていた兄貴に何かが飛来し、それを兄貴は危なげ無く避ける。
「今頃手を出すんですか?」
兄貴は飛来物…光の槍を投げ主であるコカビエルの方を向いて言う。
「フッ、貴様の力を見るのに丁度良いと思ったからな。それに、二人がやられたところで、別にどうって言う事でも無いからな」
ベルとカリスの二人がやられたと言うのに、コカビエルの奴は特に気にも留めていなかった。
奴にとっては二人はバルパー同様、仲間でもなんでもなく、自身が戦争を起こす為だけの道具だったと言う訳か。
「さて!サーゼクス達が来るまでの良い時間潰しになりそうだ!精々、楽しませてくれよ!」
翼を拡げ、狂喜で表情を染め上げる。
「ふぅ」
ズガガガガッ!
兄貴は一度瞑目し、次の瞬間には、赤い銃を抜き、弾丸をばらまいていた。
「フッ」
コカビエルは嘲笑するなり、翼で身を覆い、兄貴の銃撃を防ぐ。
「炎の属性の力を込めたか。なかなかの威力だ。この程度が…」
「通用するなんて思ってませんよ」
ズガガガガッ!
兄貴は銃撃を止めたと思ったら駆け出し、走りながら、今度は赤い銃を横に薙ぎ払いながら連射した!
一見、無意味な銃撃だった。
「何!」
だが、兄貴が放った弾丸は途中で意志がある様に起動を変え、翼の隙間からコカビエルを仕留めにいった!
「チッ!」
コカビエルは翼を刃の様に振るって、弾丸を弾き飛ばす。
「フッ」
「ッ!」
ドガッ!
その隙に肉薄した兄貴が強烈な回し蹴りを放ち、コカビエルは腕で防御(ガード)する。
その足をコカビエルは掴み、兄貴を投げ飛ばそうとするが、兄貴は投げ飛ばされようと宙に浮いた瞬間、足を掴んでいるコカビエルの腕をもう片方の足で蹴り上げた!
「ぐっ!?」
「テイッ!」
「チッ!」
兄貴は持っていた銃をホルスターに納め、その場に両手で着地、そのままカポエラで攻め立てる!
コカビエルは蹴りを捌き、後方に下がりながら翼で兄貴を攻撃する。
「フッ!」
ズガガガガッ!
兄貴はそのままの状態で後方に跳び、赤い銃を抜いて即座に銃撃、コカビエルはそれを見て、慌てて翼を防御(ガード)に回す。
ズガガガガッ!
兄貴は銃撃を続けながら、着地をし、体勢を整える。
「フッ、いくら撃ち込もうと、弾の無駄…」
「フッ…」
兄貴が悪戯に成功したと言わんばかりに笑みを浮かべた瞬間…。
ドォオン!
「ッ…!?」
一発の甲高い銃声が鳴り響き、コカビエルの左肩が翼ごと撃ち抜かれていた!?


い、一体何が起こったってんだ!?
「……ぐぅ…ぅ…!?…」
いきなり銃声が鳴ったかと思えば、コカビエルの左肩が翼ごと撃ち抜かれていて、コカビエルは肩を押さえながら苦悶の声を出していた!
「あ、明日夏!?一体何が…」
「…
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