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IS 〈インフィニット・ストラトス〉 飛び立つ光
2人目の幼なじみ?日中英同盟
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魔だ、どけ」
「ちょ、ちょっと!!」

閃輝は短い言葉で鈴を押しのけて、箒と、セシリアと共に食券を出して
頼んだ物が出来るとそれを持ってさっさと席に着いた
が、何故か鈴も同じテーブルの席に着いた

「何故お前も、その席に着く?」
「はぁ?一夏、あんた本当に頭どうかしたの?」

閃輝は再び『一夏』と呼ばれて顔を歪ませる
あまりにも不愉快だ・・・
閃輝は一瞬にして、食事を平らげた、そのあまりの速さに3人は驚愕した
トリックはあまりに単純である、閃輝の能力で、周りの時間の流れを緩やかにし
その間にゆっくりと食事を済ませたのだ

「俺は霧雨 閃輝だ。一夏という名ではない、箒、そいつが俺の幼なじみというのなら
お前と話が合うのではないのか?」

閃輝はさっさとトレイを返却し、食堂を出て行った
そのあまりの速さに3人は呆然と見送る事しか、出来なかった
そして3人は顔を見つめ合わせた

「あの・・・お二人は本当に閃輝さんの幼なじみ何ですか?
それより何故、閃輝さんの事を一夏と?」

関係をまったく知らないセシリアにとって何故、閃輝の事を『一夏』と呼ぶのか
不思議でならないのだ

「・・・奴の本当の名は『織斑 一夏』だ・・・」
「織斑・・・織斑!!?で、では閃輝さんは織斑先生の!!?」
「そのはずなのよ・・・でも何で・・・」

鈴は幼なじみの変貌ぶりに頭が混乱してしまう
仲が良くて、良く遊んでいた友人が再会したら、別人のようになっていたのだ
髪も、目の色も、そして性格さえも・・・

「・・・もしかしたら・・・閃輝さんは記憶喪失になったのではないでしょうか?」
「「何!?」」

セシリアの言葉に箒と鈴は強く反応した
その反応にセシリアは引いてしまう

「か、仮定の話ですが・・・記憶を無くされて、その時に今のご家族の霧雨家の人達に保護されて
名前も解らないので閃輝っという名を授かったのではないでしょうか?」

セシリアは可能性が高いと思われる仮説を言った
確かに筋は通ってはいるが、それは確実ではないが・・・

「「それだ!!(それよ!!)」」

二人の少女はそれだと決めつけてしまった

「そうだ!そうでなければあの一夏が、あれほど変わるはずが無い!」
「そうよ絶対にそう!!ねぇ!3人で同名を組まない?」
「同盟ですか?」

鈴は勢いよく立ち上がって言った

「そうよ!一夏の記憶が戻るように協力するように同名を組むのよ!」
「うむ!賛成だ!」
「・・・ではわたくしも・・・」

3人は手を取り合って大きく意気込んだ、が
彼女達は大きく間違っていた。何故なら・・・

「・・・」

一夏は教室で再び、読書を始めていた。
タイトルは『美味しいキノコ料理
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