暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン 〜Hero of the sorrow〜
ファントム・バレット編 〜守り人たち〜
疾走する『思い』
[2/6]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
う)。仮面ライダーZXだ」

「・・・英雄さんが、何の用だ?」

「いや・・・ユキからリンという奴の話を聞いてな。詳しく聞いてみたくなったのさ」

「望まぬ力を正しく扱う事の出来た男の話をな」

二人はしばらく会話し、村雨は聞き終わると笑った。

「何で笑うんだ・・・?」

「いや、どの世界にも守る者はいるんだなと思ってな・・・」

そう言って、村雨は室内から出て行った。

「何だったんだ・・・?」

去りゆく村雨を見つめると、今度はユキが入ってくる。

「ライトさん、力が欲しいですか?」

「ああ、欲しいさ!友の一人を守れるくらいの力はな・・・!!」

「じゃあ、はい」

ユキはライトへと一本の剣を放り投げた。

それを見たライトは、すぐに身を退いた。その、恐ろしさに。

「なんだ・・・?なんだ、よ、そ、れ!!」

「これは戦乱。恨み。嫉妬。死・・・全てを司る、戦乱剣ダインスレーヴ」

「あ、あとそれ・・・早く制御してくれないと僕が死にます」

「守る覚悟・・・見せてください」

目の前の状況に、混乱するライト。だがこれは、約3時間で終結する―――――――。




 研究所 リハビリ所

(なんで・・・なんで制御できないんだ!!)

莫大過ぎる、改造人間の力。これを、かの『伝説』たちは制御しているのだ。

「あなた・・・誰ですか?」

不意に。後ろからの声に、リンは振り向いた。

赤髪の武道着を着た少年が立っている。

「お前、は・・・」

「私?私はオーク。アシムレイトロイドNo.1、Awkward。sorrowと出身が同じの、怪人ですよ」

「へぇ・・・」

「貴方もリハビリですか?まぁ、使ってる器具を見て、力が制御できないとかですかね」

「なんで・・・それを」

リンは素直に驚いたが、オークはニッコリと笑った。

「私もそうですから・・・。あなたは確か・・・改造手術を受けた人ですね」

「・・・そうだ」

リンはその場に座り込んだ。力を制御できぬ、歯がゆさもあるが、何より・・・

(これじゃ誰も救えない・・・ライトも、あいつ等も・・・)

「・・・私もそうなんですよ。力を制御できなくて、諦めてました」

「それに・・・『トモダチ』を裏切ってしまいました」

「裏切ったのか?」

「そうです。裏切りました。でも・・・ユキはトモダチから聞いていました。私に・・・幸せになってほしいと。彼を裏切ってしまった、私ができる事は幸せに・・・今を全力で生きることだと思うんですよ」

「なんか・・・嫌なこと聞いちまったな。スマン」

「いや、いいんですよ。頑張ってくださいね」

ただ一人、リン
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ